曙とサップが乱闘寸前 12年ぶり再戦へエキサイト
ヒクソン・グレイシー出現に格闘技EXPO騒然

Tシャツを脱ぎ投げつけたサップに曙も応戦

12年ぶりの再戦となる曙とサップは前日計量から乱闘寸前の一触即発
12年ぶりの再戦となる曙とサップは前日計量から乱闘寸前の一触即発【田栗かおる】

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND−PRIX 2015 さいたま3DAYS」最終日となる「IZAの舞」を前日に控えた30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナのコミュニティアリーナにおいて出場選手の公開計量が行われた。


 欠場となるジェロム・レ・バンナに代わる緊急出場でバルトとの無差別級マッチに臨むピーター・アーツこそスケジュールの都合で欠席となったが、他の選手はいずれも計量をパス。明日15時開始の大会を待つだけとなった。


 12年ぶりの再戦となる曙とボブ・サップは、額をつけてにらみ合い、サップがTシャツを脱ぎ投げつけると、曙も同じようにTシャツを脱いでこれに応戦。高田延彦統括本部長が間に入って事なきを得たが、「止めた時の肘が痛い」と本部長が漏らすほど両者早くもエキサイトした様子を見せた。

サップがTシャツを脱ぎ投げつけると曙もTシャツを脱いで応戦
サップがTシャツを脱ぎ投げつけると曙もTシャツを脱いで応戦【田栗かおる】

ギャビ・ガルシアの視殺戦に熱い声援

鍛え抜かれた肉体美で会場の視線を釘付けにしたギャビ・ガルシア
鍛え抜かれた肉体美で会場の視線を釘付けにしたギャビ・ガルシア【田栗かおる】

 また観客から大きな声援を集めていたのが女子無差別級戦でMMAデビューを果たすギャビ・ガルシア。上機嫌のギャビはトレードマークとしている手でのハートマークでファンに応えたが、対戦相手のレイディー・タパと向き合うと、曙vs.サップ以上に顔を近づけ激しい視殺戦を展開。高田本部長も思わず「一触即発でした」とこぼすほどの迫力で、明日の戦いへ期待を高めた。

ヒクソン・グレイシーが撮影会にサプライズ登場

予告なしに会場に現れたヒクソン・グレイシーに格闘技EXPOは騒然
予告なしに会場に現れたヒクソン・グレイシーに格闘技EXPOは騒然【田栗かおる】

「格闘技EXPO」会場には「RIZIN社」が設けられ、大会記念グッズを販売、飲食スペースや各協力団体のブース・物販コーナーが設置され、リングとマットスペースではエキシビションやアマチュアMMAマッチ、グラップリングトーナメント、ご当地キャラ大相撲を開催と、家族連れを中心に賑わいを見せていた。


 30日はマーク・コールマンにヒース・ヒーリングといったPRIDEレジェンドファイターを招いての撮影会を実施。当時の激闘を知るファンから映像で知ったであろう若きファンまで、両レジェンドとの触れ合いを楽しんだ。


 また、両選手との撮影会が行われたフォトスポットには予告なしに突如ヒクソン・グレイシーが登場。場内にアナウンスがなされると、ファンが一目散に集まる場面もあり、こちらもそのレジェンドぶりを存分に見せつけていた。


 会場中央に設けられたステージエリアではRIZINガールが登場してのショーや川尻達也、榊原信行実行委員長が参加してのスペシャルトークショーも行われ、現在UFCで活躍する川尻は「日本で生まれたからには日本で終わりにしたい。UFCでチャンピオンになった後はよろしくお願いします」と榊原委員長に、RIZIN参戦の意思を伝えアピールした。

ロータス代表の八隅がグラップリングトーナメント優勝

「格闘技EXPO」では優勝賞金25万円の「第1回 RIZINFFオープングラップリングトーナメント」を75kgと65kgの2階級で行われた。

 大会のハイライトは75kg級準決勝で実現した細川顕(CARPE DIEM HOPE)と八隅孝平(ロータス世田谷)の一戦。10月に行われたプロ柔術大会で五味隆典を下した細川と、DEEPライト級王者・北岡悟擁するロータスの代表・八隅による対戦となった。


 5分1Rで行われた試合で、五味戦のように座った状態(シッティングガード)から技を狙う細川に対し、八隅はその両足を担ぎ上げるようにしてパスを仕掛け(担ぎパス)、そこからバックに付きかけるも、細川もそれを許さず逆襲してバックを狙う。両者その後は譲らず展開したが、バックについた場面で八隅の方がスリーパーでより一本に近い局面に進んだと判断されたかタイムアップの後で判定勝ち。


 この天王山の一戦を制した八隅は決勝では世羅智茂(GROUND CORE)に肩固めで一本勝ちを果たし、第1回大会優勝者の称号、そして賞金25万円を獲得した。


 65kg級では柔術を主戦場とする嶋田裕太(NEXUSENSE)がパンクラスでも活躍する齊藤曜(和術彗舟會トイカツ道場)を2−1の判定で下し優勝を決めた。

長谷川亮

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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