真壁&本間組が涙のタッグリーグ初優勝
本間「幸せです!」IWGPタッグ獲りに意欲

内藤&EVIL組との優勝決定戦を制し初の栄冠

「WORLD TAG LEAGUE 2015」初優勝を飾った真壁刀義&本間朋晃組
「WORLD TAG LEAGUE 2015」初優勝を飾った真壁刀義&本間朋晃組【横田修平】

 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2015」最終戦となる9日の宮城・仙台サンプラザホール大会では、超満員となる2291人を動員した。

 メインイベントの「WORLD TAG LEAGUE 2015」決勝戦では、Aブロック1位の“GBH”真壁刀義&本間朋晃組が、Bブロック1位の“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”内藤哲也&EVIL組を破り初優勝。こけしとダミ声でブレークし、今年のプロレス大賞技能賞を受賞した本間が、地元の東北で新たな勲章を手に入れ、リング上で号泣した。

キングコングニーからのこけしがさく裂

【横田修平】
【横田修平】

 内藤は入場からゆっくりと時間をかけ、ケンカを仕掛けようとする真壁の神経を逆なでしてみせると、本間をターゲットに絞っていたぶり、苛立つ真壁にツバを吐きかける。さらにセコンドのBUSHIも乱入し、真壁に毒霧噴射。このスキに本間がつかまり、EVILの変形STO、内藤の雪崩式フランケンシュタイナー、プルマブランカのエジキとなるも、自力でピンチを切り抜ける。

 本間はEVILにこけしロケット、こけし落としを立て続けに決めるが、内藤が海野レフェリーにドロップキックを打ち込む荒業でカウントさせず。しかし、GBHは内藤をこけしインパクトで戦闘不能にすると、BUSHIにも真壁がラリアット。孤立したEVILに真壁のキングコングニーから本間がこけしをぶち込み、歓喜の3カウントをもぎ取った。

本間号泣「オレは今、幸せです!」

【横田修平】

 ついに新日本で手に入れた栄光に、本間は人目もはばからず号泣。真壁から「これからは本間自身の戦いだ」とマイクを託された本間は、トレードマークとなった滑舌の悪さで仙台のファンの笑いを誘いながらも、「オレは今、幸せです! 次、仙台に来る時は、絶対にIWGPタッグ、2人で巻いて帰ってきます」と宣言。現在、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ組が保持するタッグ王座の奪取を誓った。

1.4ドームへオカダと棚橋が視殺戦

【横田修平】

 セミファイナルではスペシャル8人タッグマッチとして、棚橋弘至&後藤洋央紀&柴田勝頼&マイケル・エルガン組と、オカダ・カズチカ&石井智宏&桜庭和志&YOSHI−HASHI組が激突した。

 今年のプロレス大賞MVPを受賞したオカダに対し、1.4東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座挑戦を控える棚橋は、入場から視殺戦を仕掛けると、試合でもスカそうとするオカダを挑発するかのようにエルボー。試合中盤には、棚橋のドラゴンスクリューにオカダがリバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを繰り出すと、棚橋は掟破りの逆レインメーカーへ。だが、これはオカダが阻止してドロップキックで王者の意地を見せ付けた。

柴田がNEVER王者・石井に連勝

NEVER王者石井に連勝した柴はベルトを裏返し挑発
NEVER王者石井に連勝した柴はベルトを裏返し挑発【横田修平】

 この2人に負けじと、熱い攻防を繰り広げたのがNEVER王者の石井と柴田。序盤から激しいエルボー合戦となり、勝敗度外視で場外でもやり合うと、その後もゴツゴツとした攻防を展開。石井を狙った後藤のラリアットが柴田に誤爆するアクシデントもモノともせず、石井のラリアットに頭突きでやり返していった柴田がスリーパーからのPKで完勝。シリーズ開幕戦となtった11.21後楽園ホール大会に続き、またもPKでNEVER王者から3カウントを奪った。

 試合後、柴田は倒れたままの石井の体の上に、裏返しにしたNEVERのベルトを置いて退場。王者にさらなる屈辱を与えた。

裕二郎がまたしても矢野を襲撃

【横田修平】

 IWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔は、矢野通と組んでバッドラック・ファレ&コーディ・ホール組と対戦。バレットクラブの奇襲やホールのおちょくったようなたぎり挑発に序盤こそペースを乱されるも、矢野がファレを鉄柵にくくりつけて分断。孤立したホールに、矢野の急所攻撃からスライディング式ボマイェをたたみかけて完勝した。

 だが、試合後は12.6名古屋大会に続き、高橋裕二郎が矢野をまたしても襲撃。前回痛めたワキ腹を再びイスで殴られ、不穏な空気が漂った。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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