【ドラゴンゲート】ドリームゲート選手権はノーコンテスト 次はCIMAが挑戦「鷹木時代終わらす」
CIMAが次期挑戦者に名乗り
次期挑戦者に名乗りを上げたCIMA「バッドエンドはもう終わりだ」と宣告した 【横田修平】
それでも判定は覆らないことが分かっているGammaは「試合前に言っていた『鷹木と刺し違えてでもベルトを取る』と言ったけど、ベルトこそ取れなかったけど、鷹木に一泡吹かせて、恥をかかせることができたので、おれは満足しています。(応援してくれた)お客さんのおかげです」と胸を張って、試合をやりきったことを伝えた。
間が悪いタイミングでKotokaがマイクを握るが、それを制止し「さっきの話の続きですが、鷹木に恥をかかせることができました。ドリームのベルトは取れませんでしたけど、ドリームのベルトは……」と言い切ると、コーナーに上っていたCIMAが鷹木にメテオラを投下。会場からは「大CIMAコール」が起こりマイクを持つと、「おい、無能なチャンピオン、これがドラゴンゲートだ! 今日はGammaさんの意地をしっかりと見せてもらった。次はおれが続こうやないか。CIMAで鷹木時代、強制終了や」と次期挑戦者に名乗りを上げる。
完全に敗者の状態である鷹木だが「おい、お前らやりたい放題やりやがって。ドリームゲート王者をなんだと思っているんだ。次は(挑戦者が)CIMAと、何の権限で決めているんだ。権限を持っているのは、王者の俺だ!」と強気に振る舞うが、「リングアウトで負けて、スカイツイスターを受けて、実際は2回も負けているんだ。そんなドリームゲートチャンピオンに権限があるか」とCIMAが突っ込みを入れると、「お前のアンサーは、『イエス』か、『はい』か、『お願いします』しかないんじゃ」と、完全に逃げられない状態に追い込んだ。
鷹木は「なめ腐りやがって。本当に今日は最悪だ。こんな大恥はてめえらのせいだ。このフラストレーション、CIMA、てめえにぶつけてやるよ」と捨て台詞を吐くと、CIMAは「次のビッグマッチで鷹木信悟の時代を終わらせる。おれのヒストリー、すべてを懸けて、ドリームゲートを振り出しに戻すぞ。バッドエンドは俺が終わらす」と、鷹木時代の終焉を誓った。
土井&YAMATOのツインにGamma&パンチ挑戦が決定
土井&YAMATOにGamma&パンチが挑戦することに 【横田修平】
しかし、ここで話題が変わる。Gammaが「土井、お前には用があるんだ。12月はもう1回。後楽園があるんだよ。今年最後の後楽園大会。12月16日の対戦カードを決めるのに、土井、あれを持ってこい! あれあれ」と言うと、会場は恒例となった『土井ダーツ』を期待する。
これに土井は「あれって何じゃ? 俺にはさっぱり分からんな?」と空とぼけ。「土井ダーツ? 土井ダーツが見たいんか? 今日は土井ダーツを見に期待してるのか? 俺は一言も言ってないからな。土井ダーツは今日はなしや!」とダーツの登場を否定すると、ここで会場に戸澤の入場曲が流れる。
今年の最後は「戸澤陽の宝探し」でカードが決定!
10人の子供たちによって、今年最後の後楽園大会のメインが決まった 【横田修平】
それは名付けて「戸澤陽の宝探し」と発表する。これに土井が「意味分からんは」とつっこみを入れると、「ここで土井と口論しててもしょうがない。カードを決めないといけなんだ」と言うと、リングの周りに全選手を集合させると、ルール説明。
「まずはちびっこ10人にリングに集まってもらいます。そしてあらかじめ、コーナーのバックル12個の中に選手名が書かれた封筒を仕込んであるので、選ばれた選手が次の後楽園のメインとなるスペシャル10人タッグの権利を得ることができる。封筒はまさに宝。宝の入ったバックルは宝箱。宝箱をちびっこが明ける。まさに宝探し」
こうして10人の子供がリングに上がると、赤コーナーのメンバーを決める5人と、青コーナーのメンバーを決める5人が並び、宝探しがスタート。
一人一人名前を読み上げられると、赤コーナーの5人は新井健一郎、谷嵜なおき、戸澤陽、しゃちほこBOY、吉野正人に決定。モンスター・エクスプレスの3人が入る結果となった。一方の青コーナーは、ジミー・神田、土井成樹、エル・リンダマン、メタル・ウォーリアー、スペル・シーサーと、まったくまとまりがないチームに。これには土井も「なしなしなしなし。やり直しだろ! なんちゅうメンバーにしてくれたんだ!」と戸惑いの色を見せたが、戸澤は「最初に言ったけど、拒否権はない」と決定事項となった。
さらに残り2つ残っていたコーナーバックルから「ダークマッチ」を決めるという話になると、さらに2人のちびっこがリングに上がり、封筒を選ぶと、なんと最初に選ばれたのが、この日メインを戦ったGamma。もう1人はT−Hawkと、豪華なダークマッチとなった。
今年最後の後楽園大会のメインは、戸澤の宝探しでカードが決定! 【横田修平】
さらに試合を振り返り、「今日は応援ありがとうございます。ドリームゲートは取れなかったけど、チャンピオンの鷹木に恥ずかしい思いをさせることができました。ドラゴンゲートのリングに上がって10年、レスラー生活20年。このリングに上がった頃は、罵声や物が飛んできて、暴動が起きるんじゃないかと。後ろから殴られて、別のお客さんを殴っちゃったこともありましたが、今日はこれだけ応援してもらえてうれしかったです。今日、8年ぶりにドリームに挑戦して、次の後楽園ではダークマッチ。これもドラゴンゲートです。次のドリームの挑戦はいつになるか、8年だと50歳になるので、もうちょっと早めに、もう1回、ここ後楽園で挑戦させてください。“世界のローカル3流レスラー”Gammaを応援して下さい」とコメントして会場からの歓声を受けると、大会を締めた。