錦織ら超豪華メンバーが参加するIPTL 杉山愛コラム「愛’s EYE」

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選手たちにとってメリットある大会

錦織(写真)、シャラポワ、ジョコビッチら現役選手が多数参加するIPTLが2日に日本で開幕する 【写真:アフロ】

 昨年に続き2回目の開催となるインターナショナル・プレミア・テニスリーグ(IPTL)が、12月2日開幕の日本大会(兵庫県神戸市)からスタートします。

 IPTLは男女の現役トップ選手とレジェンドプレーヤーによる団体戦。真剣勝負を売り物に、ほかにはない形式の大会として、第1回の昨年大会は大成功を収めました。今年はさらに選手層も厚くなり、規模を拡大して日本、インドなど5カ国で開催されます。

 錦織圭、奈良くるみ両選手が所属する「ジャパン・ウォリアーズ」には、マリア・シャラポワ(ロシア)、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)、リーンダー・パエス(インド)、マラト・サフィン(ロシア)と、そうそうたる顔ぶれが集まりました。

 ほかのチームを見ても、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)を筆頭に超豪華メンバーが参加。日本大会にはミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、セレナ・ウィリアムズ(米国)、アナ・イバノビッチ(セルビア)らの出場が予定されています。

 この時期に、これだけの選手が集まるというのはなかなかありえないことです。シーズンの長いテニス選手は、この時期にしか休んだり、トレーニング期間を設けたりということができないのです。そんななか団体戦に出るというのは、選手たちがこの大会に出ることにメリットを感じ、出場を楽しみにしているからでしょう。

 ダニエラは去年、私にIPTL出場の時の写真を送ってきてくれました。セレナやアンドレ・アガシ(米国)と並んで談笑している写真でした。彼女にとってもそれはスペシャルな時間だったようです。アガシのようなレジェンドとの交流は、選手にもなかなか機会のないことです。そうした方々と時間を共有し、普段聞けない話を聞き、感じることのない雰囲気を味わえるというのは、現役選手にとっても価値のあることだと思います。

多くの選手の魅力を発見できる

現役のトップ選手とレジェンド、男女のシングルスとダブルス、ミックスダブルスとバラエティーに富んだテニスが見れ、新たな楽しみを発見できるのがこの大会の魅力のひとつ 【Getty Images】

 奈良選手も錦織選手同様、今回が初めての参加です。自分に置き換えると、レジェンドの方々に応援されてプレーしたら、浮き足立つような感覚に襲われてしまいそうです。ただ、そうしたスペシャルな雰囲気の中で試合をすることも奈良選手には良い経験になると思います。

 ファンにとっても、現役のトップ選手とレジェンドが同じコートに立つというのは、その光景を見るだけでもわくわくするような体験でしょう。もちろんレジェンドだけでなく、男子と女子それぞれのシングルスとダブルス、ミックスダブルスと、バラエティーに富んだ形でテニスを見られるのは本当に楽しいことです。

 日本では今、錦織選手というスターに引かれてテニスファンが増え、その中からテニスを支えてくれるコアなファンがどんどん増えるという、良い循環が起こっていると感じます。IPTLという、エンターテインメント性の高い、しかも内容的にもレベルの高いテニスを今、このタイミングで見ていただくことで、ファンの皆さんには、錦織選手だけでなく多くの選手の魅力を発見していただけるものと思います。そうして、テニスの奥深さを理解していただき、テニスの魅力をさらに感じていただけたらと思います。

◆生中継![テニス]インターナショナル・プレミア・テニスリーグ IPTL(PR)
錦織圭、シャラポワ、フェデラー、ナダル、そして、ジョコビッチ&セレナが出場! 豪華オールスターがチームを組んで戦う新しいテニスの国際大会を全試合生中継!
12月2日(水)〜20日(日)[大会第1日第1試合無料放送]

<スケジュール>
日本大会   12月2日(水)〜4日(金) 
フィリピン大会   12月6日(日)〜8日(火)
インド大会   12月10日(木)〜12日(土)
UAE大会   12月14日(月)〜16日(水)
シンガポール大会   12月18日(金)〜20日(日)
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