SP4位の真央「安定感がまだない」 NHK杯女子SP・演技後コメント

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宮原「フリーが本当の勝負」

(最後におどけた表情をしていたが?)演技自体がすごく良かったので、うれしくてそれがそのまま出ていました。米国大会(=10月のスケートアメリカ)のときは緊張してしまって、あんまりジャンプが良くなかったので、その悔しさを払拭(ふっしょく)する演技だったかなと思います。(今日は緊張していなかった?)緊張はしていたんですけど、うまく自分の演技に切り替えることができたと思います。NHK杯はシニアに参戦してからずっと出場させていただいているので、すごく自分も好きな大会ですし、日本の皆さんがたくさん来てくれて拍手も大きいので、感謝しています。フリーが本当の勝負なので、落ち着いて自分のできることをやっていきたいと思います。

会心の演技を披露し、自己最高得点をマークした宮原 【坂本清】

(3回転ルッツ+3回転トウループの練習を入念にやっていたが)米国大会が終わってからもう1度ジャンプを見直して、ビデオに撮りながらそれを見て、たくさん練習しました。他には米国大会の前からもそうだったんですけど、SPは最終滑走ということが事前に決まっていたので、しばらく靴を脱いでからすぐに曲を通す練習を何回もしました。ステップや表現は米国大会ではレベルの取りこぼしがあったので、今回のステップでは上半身を大きく使うことを意識していました。(同じ最終滑走でもスケートアメリカとは何が違っていた?)ここに来るまでも来てからも思い切ってやるだけだと吹っ切ってやっていました。

(スケートアメリカから一番変わったのは)技術面では米国大会の前よりも上がっていたので、気持ちの面でも思い切っていける感じが本番前からありました。(顔の表情も自信があるように見えたが、それは練習がうまくいったからか?)練習は特に減らしたり増やしたりすることはなかったんですけど、いつもと同じように練習してきました。ジャンプの調子もすごく良かったので、なんとなく米国大会のときよりも自信があったんだと思います。(良い感覚がつかめたのはいつごろ?)ジャンプの跳び方を先生とビデオを見て研究して、『こういうふうに跳んだらいいよね』と話しました。NHK杯の2、3週間前からこういうふうに跳べばうまくいくというのがつかめて、1週間くらい前からすごく良いジャンプができるようになりました。(ビデオを見て気づいたことは?)特に失敗しているときは顔を先に回してしまって、下を向いているときが多かったので、そこを直すようにしました。

(去年のNHK杯では惜しいところでファイナル進出を逃した。去年の経験を生かせるとしたらどういうところか?)去年よりも自分の技術や表現力が少しずつ良くなっていると思うので、順位よりも自分の一番良い演技をしたら。結果はあとからついてくると思いますし、思い切って滑ることだと思います。フリーが本当に勝負だと思うので、とにかく思い切っていきたいです。

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