予測不能なプロレス、秘策は大喜利!? 南キャン山ちゃん デビュー心境語る[前編]

スポーツナビ

プロレス好きの芸人さんにアドバイス

今年の両国では女性用下着をつける性癖をさらされた山里さん 【前島康人】

――今まで山里さんがDDTのリングに上がられたことを振り返ると、いろいろな事件がありました。2014年両国での肛門爆破、プライベートで試合を見に来たのになぜか半ケツにさせられたり、今年の両国では女性用下着をつけるという性癖をさらされたりと。今回は正式な出場選手としてリングに上がることを考えた時、何ができると思いますか?

 僕は今までDDTのリングで、『エンターテイメントの最高峰』を見させて頂いているので、そこに自分が関わるというのは、それも試合に出場するというのは、密度の濃い関わり方じゃないですか? そこのプレッシャーで、自分に何ができるかなんて言えない感じですよね。

 僕がリングの外から見させてもらっている時、起こることのすべてに感動し、会場の外に出た時にあれだけ幸せな気分になれるというのはなかなかないので、そこに自分が水を差しちゃうのではないかという怖さが大きいです。やっぱり僕は、プロレスラーじゃないですから、プロレスラーの大事なリングを汚しちゃうんではないかという不安の方が大きいです。

 もちろん、できることは最大限にやるけど。その最大限でもプロレスラーにはかなわないのは分かっているので、その怖さはあります。

――実際、今年の両国で大会終了後に残したコメントで、少しトレーニングを積まなきゃという話もありましたが、見せる体を作るためのトレーニングは?

 DHCとのスポンサー契約が切れてですね、体がちょっとダルっとしちゃっていると……。

――そうなると、見せる体を作るために『ゴールドジム芸人(※)』とかに協力してもらったり?

 あ、『ゴールドジム芸人』には苦手な人がいるので、あんまり絡みにいけないですよね。怖い人が多いので。(オードリー)春日はいけますけど。

(※編注…バラエティ番組『アメトーーク』でゴールドジムに通って体を鍛えている芸人。メンバーはオードリー・春日さん、なかやまきんに君さん、品川祐さん、HGさん、ハチミツ二郎さんら)

――HGさんとかは?

 そうですね。「プロレスのことはRGに聞くな」とHGさんに言われていますので。ディーノもバラモン兄弟と組んでの試合となるので、僕に関わってアドバイスをもらうのも悪いので、そこはちょっと頼れるところから聞いてみます。プロレス好きな芸人さんは多いですからね。

――オードリーの若林さんもプロレス好きと話されていますよね。

 彼は新日本プロレス好きですからね。若ちゃんにも聞きたいなと思います。若林君も、一人で中邑真輔のマネをして、ベッドでばたんばたんやっているらしいですから。

計画が崩れたところがチャンス

「計画が崩れ始めた瞬間」を狙うという山里さん。どうやって机上の空論であることを見せつけられるか!? 【スポーツナビ】

――あとサポートでいうと、やっぱり『山里軍団(※)』もいらっしゃいますよね。助けに来てくれたり?

 あー、まあね、援護射撃としては、『輪ゴム』ぐらいですよ! 『山里軍団』が来ても、頼らないですね。R藤本が来たところで、戦況は変わらない。あ、でも大喜利に関してはめちゃくちゃ強いやつが多いから、そこがオプションとして使えるなら、R藤本も欲しいなー。

(※編注…バラエティ番組「ゴッドタン」で、山里さんの仲の良い芸人として集まったメンバー)

――ネゴシックスさんは?

 あれはダメです。あれはなんか良く分からないパネルを作るだけですから。目が光るような。

――大喜利以外に何か秘策はありますか? それこそ、山里さんと言えば、『下から関節(※)』の名人でもありますが?

『下から関節』を狙っていくのもいいですが、相手のスーパー・ササダンゴ・マシンはガサツなようで、緻密に計画を立ててくるんですよ。今までの戦いを見たところ、計画を立てて、計画が崩れ始めた瞬間に、ドドドっと試合が壊れていく。ササダンゴ・マシンにとって不利な展開になっていくので、向こうの思い描いている戦い方があると思うので、そこのどこかにひずみを生みだし、1カ所でもひずみを生み出せれば、そこから勝ちは吉本興業に来ると思います。

(※編注…バラエティ番組「たりないふたり」が2014年夏に行ったイベント「山里関節祭り」でオードリー・若林さんが暴露した山里さんの芸風の通称)

――そのチャンスを狙うと?

 毎回ササダンゴ・マシンは机上の空論をぶち上げてきますから。今回もそれが机上の空論であることを見せつけ、終わらせてあげますよ!

※後編に続く

(取材・文:尾柴広紀/スポーツナビ)

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