「今日、ゴルフ始めます。」vol.1 まずは、練習場へ行ってみよう!

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 社会人になれば一度は聞かれる「君って、ゴルフやるの?」。上司、同僚、友人にまで最近よく聞かれるけど、“止まっている球を打って、何がオモシロイの?”って思っていた!

 でも親父が言ってたよなぁ……「男には絶対に一度はプレーしなければならない時が来る」って。どうやら今がその時らしい。でもどうやって始めたらいいのかな?

ゴルフって気楽に始められない!という声が多数

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「今までの俺もみんなと同意見。正直自分には必要ないと思っていた。そもそも道具をそろえなきゃいけない……。クラブって高いだろうから始めるにはハードルが高い! ウエアもカッコ悪くて親父くさいからなぁ。じゃあ逆に始める理由ってなんだろう」 

経験者がゴルフを始めたキッカケって何?

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 番外編としてこんな意見も!

「『へ〜、君ってゴルフやったことないんだぁ(上から目線)』で言われたから」

「『ゴルフをしているか、してないかで出世に影響するから』と上司に言われて」

「結婚式の2次会で、昔の同級生がみんなやっていて、話題に入れなかった」

「うちの職場にも『ゴルフぐらいやれよ』って言う先輩がいるんだよなぁ。ゴルフを始めたっていう同僚も年々増えてきたし。でもゴルフ場はジャケット着用で襟付きシャツは必須、ジーパンは厳禁って聞いたことあるし、なんか気楽じゃないんだよね。とりあえずお手軽に始められないかなぁ」

練習場ならスニーカー&ジーンズにいける!?

「ゴルフって打ちっぱなしで練習する時でも、正装しなきゃいけないのかな? みんなはどうしているんだろう。ちょっとインターネットで調べてみよう!」

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 練習場では、ジーパンでも短パンでも、大げさに言えば甚平でもOKです。一度練習場に行けばわかりますが、ヨレヨレのTシャツで練習している人も多くいます。ただゴルフ場でプレーする場合はポロシャツと動きやすいパンツスタイルとなるので、同じ服装で練習するのが好ましいです。

「なーんだ! 練習場はかしこまらなくても、どんな服装でもいいのか! それにもっと調べてみたら、世界的な選手のアダム・スコットっていう人は、ユニクロと契約していて、全身ユニクロでプレーしているんだって!? じゃあオレも自前のユニクロでいいってことね!」

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  アダム・スコット プロフィール:http://www.alba.co.jp/tour/players/00402

「クラブは練習場でレンタルできるっていうし、今週末に1回練習場に行ってみるか!」

練習場って緊張するなぁ。恥をかきたくないし…

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「ここがゴルフ練習場か! 緊張するなぁ……。本当に手ぶらで来たけど大丈夫かなぁ……」

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「(プロっぽい人だ! この人に聞いてみよう)初めてゴルフの練習にきたんですけど、どうしていいかわからなくて……」

石井 『そうですか! 私、金田久美子らを指導しているツアープロコーチの石井忍と申します。僕がご案内させていただきますね。それではまずは受付で打席を決めてください』

「はい!(なんかすごい人っぽいし、この人に色々教えてもらっちゃお)」

まずは受付で打席を決めて打席料を払う

石井 『練習場では、打席料とボール代を支払って練習します。まずは受付で打席を決めて、打席料を支払います。打席は1階or2階、右端or真ん中or左端など好きなところを選べます。ボール代は1階>2階>3階の順で高くなります。初心者は2階以上を選ぶほうがいいでしょう。プリペイドカードを導入しているところでは、まずカードを買ってから受付へ行ってください』(※練習場によって料金体系は多少異なります)

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石井 『初めてで恥ずかしいのであれば、2階の端の方にしましょうか! 打席が決まったらこちらに来てください』

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クラブはレンタルでOK! 左手のグローブの着用は必須!

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石井 『ゴルフでは、クラブのグリップ(握る部分)を持った時のスベリ防止で、グローブを着用します。なぜ左手だけかというと、両手で握ったときに、触れている面積が左手のほうが大きいからです!』

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石井 『男性なら21〜26cmの間で1cm刻みのサイズから選べます。何度も使う内に伸びてくるので、試着をして少しキツ目を選んでください。目安は“テープを止めた状態で甲側のテープが3分の1くらい見える”状態。グローブの種類は天然皮革、合成皮革、2つを合わせたもの、3つがありますが、初心者は耐久性のある合成皮革を選びましょう。これがぴったりですね。ではこれをつけて、打席に行きましょう!』

いざ打席へ! 経験者でもほとんどのショットでミスしている?

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石井 『購入したカードを打席の機械に入れれば、自動的にボールが出てきます。カード形式ではない練習場では、コインを買ってボールを買う形式になります。時間内打ちっ放しコースもありますが、初めのうちはゆっくり打ったほうがいいのでやめましょう!』

「わかりました! いま、このドライバーっていうクラブと、アイアンっていうクラブの2本をレンタルしてきたんですが、どっちにしましょうか?」

石井 『はじめのうちは、アイアン1本で大丈夫です。ドライバーはすべてのクラブのなかで一番長いクラブ。最も振りにくいものなんです。初心者の練習には適してませんので、クラブを借りるときは“7番アイアン1本貸してくだい!”と頼んでください。じゃあ、まずは自分が思うように打ってみてください!』

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「スカ!……ブン!……空振りばっかりだ……、球に当たっても全然ボールが飛ばない……。テレビで見たゴルフの弾道と全然違う……」

石井 『大丈夫、大丈夫、最初はみんなそうです! そもそもゴルフはミスのスポーツです。どんなにゴルフ経験が長くても日常的に凡ミスをします。プロだってミスするんですから』

ゴルフ経験者が使っている! ミスをごまかす迷言集

・「(首をかしげて)このシャフト、俺に合ってないな」
→自分はゴルフの道具に精通していると見せかけて、クラブのせいにするパターン。

・「やっぱりクラブの握り方を変えるとうまくいかないな。普段の握りに戻すか」
→自分は新しい試みをしているから、仕方がないと周りに同意を求めるパターン。

・「寝てないなかでの練習だから、しょうがないか……」
→仕事が忙しいアピールして、許してもらおうとするパターン。
ほか多数。

「酷い言い訳ばっかりだなぁ(今度使おっと……)」

石井 『初心者が空振りしたって恥ずかしくありませんよ。ですが、基本を疎かにして経験だけを積んでいくと、こういう言い訳ゴルファーになってしまいます。初心者ほど、基本を固めるチャンスなんです。上司や先輩をあっという間に追い抜けますよ!』

「お〜やる気になってきた! 石井さん、早速その基本の打ち方を教えてくれませんか!」

<次回、「とりあえず球を打ってみよう!」編に続く>
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