武藤「どこに当たったか分からなかった」 国際親善試合 イラン戦後の選手コメント

スポーツナビ

香川真司(ドルトムント/ドイツ)

フィジカルの強いイランに対し、香川は「課題が残った」と話した 【Getty Images】

「フィジカルの強い相手に対して課題が残った」

(前半の試合展開について)相手はフィジカルも含めて強かったですし、ミスも多くて苦しかったですね。(その原因は球際で勝てなかったから?)そういうのもあると思いますし、やはりフィジカルの強い相手に対して、どうやって攻撃を組み立てていくのかはすごく課題が残りました。

(どうすれば前で時間を作れるようになると思うか?)激しく来てたので、ファウルをもらったり、プレッシャーをかいくぐった時は前がフリーになる部分はありました。ただ相手も激しいですし、そういう場面が作りにくいのはしょうがないですけれど、課題が残るなと感じました。

(前半のみでの交代は最初から決まっていた?)予定通りだと思うのと同時に、自分のプレーの精度も高くなかったので、あとは監督の判断です。

清武弘嗣(ハノーファー96/ドイツ)

「選手の距離感が遠かった」と反省点を挙げた清武 【写真は共同】

「選手の距離感が遠かった」

 イランがしっかりとブロックを作ってきたので、難しい場面はありました。相手のプレッシャーもありましたし、選手の距離感が遠かったのかなと思いました。

(自分が入って何を変えようと思った?)監督が求めているのは縦に速いサッカーなので、その中でも1点目みたいな感じで(本田)圭佑くんが持ったときに横について、何回かしつこくあそこ(右サイド)で崩して、そこからやった方が良かったと思うし、同じようにサイドを攻めるというか、しつこくしつこく同サイドを攻めても良かったんじゃないかなと思います。あとは速くする攻撃とゆっくりする攻撃っていうのを、もう少し使い分けられれば、良かったと思います。

(イランは)強かったです。でも僕たちもやれるところはあったし、勝てた試合だったので残念です。個々の技術がありましたし、フィジカルもすごく強かったです。でもそこを自分たちがどんどんはがしていかないといけないのはありますし、もっともっと詰めていかないといけないと思います。

岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)

「攻撃のバリエーションが必要」

(前半に課題を残したが)課題を残すというか、一番難しいのは前半だと思います。どんな試合でも、前半は相手がモチベーションも高いだろうし、引いてブロックを作って守ってくる中で、自分たちのバリエーションがあまりないことが一番の課題かなと思います。もう少し多彩な攻撃が必要になってくると思うし、(相手の守備に)はまってる時に抜け出す手段がもう少し必要なのかなと感じました。

(中東で2試合戦った収穫は)若い選手も良いプレーができていたし、途中から出た選手も良かったと思います。もちろんアジアで戦う中で勝たなければいけない試合だったと思いますけれど、自分たちが経験できたことは大きいと思います。具体的な課題で言えば、前半の相手が元気な時に自分たちがいかに相手を制するかというか、守っていても虎視眈々(たんたん)とゴールを狙えるような、そういうバリエーションが必要なのかなと思います。

柴崎岳(鹿島アントラーズ)

「ゴール前での攻撃を増やすことが必要」

(前半は難しい展開だったが)なかなか効果的な攻撃ができなかったです。ただ、それほど怖さは感じなかったです。後半は良くなりましたが、もっともっと良くすることはできると思いますし、アウェーの地でこういう試合ができたのは良かったと思います。

(もう少しできたと思う部分は?)シュートが少なかったですね。もっと前線に配給することもそうですし、ゴール前での攻撃を増やすことが必要だと思います。中盤の組み立ては問題ないと思いますし、そこから先のクオリティーを考えていかなければいけないと思います。もっとチームの練習からそこを詰めていかなければいけないですし、今日のようなブロックを作っている相手に対して、間(あいだ)で受けながら、どこから攻めていくのかをチームとしても考える必要があると思います。

 久しぶりに試合に出れたことは良かったと思いますし、アウェーでイランとこういったゲームができたことは僕にとって収穫だと思います。今後に生かしていきたいと思います。

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