長谷部「ここで勝つ意味は大きい」 イラン戦前日、選手コメント

スポーツナビ

イラン戦の前日練習に臨むハリルホジッチ監督と選手たち 【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は13日、イランのアザディスタジアムでイラン代表との国際親善試合に臨む。試合を翌日に控えた12日、選手たちがコメントを残した。

 アウェーでの強豪との対戦とあって、選手たちも試合の重要性を口々にする。長谷部誠は、競争意識が高まることによる好影響にも触れつつ、「ここで勝つ意味は大きい」とコメント。また長友佑都は、ワールドカップ(W杯)最終予選で対戦することも想定し、「自分たちに何ができるか見極める良いチャンス」と今後の試金石となる一戦に気を引き締めていた。

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)

勝利への意欲を示した長谷部。「ここで勝つ意味は大きい」と語った 【スポーツナビ】

「競争を激しくして監督を悩ませる」

(メンバーを替えると監督が言っていたが、若手がアピールすることで良い効果が期待できるか?)若い選手に限らず、明日は多少なりともメンバーが変わるので、競争が激しくなって監督を悩ませるようなプレーをしなければならないと思います。そういう中で勝っていきたい。監督も勝利というものを強調しているし、ここで勝つ意味は大きいので。

(監督が守備のラジカルチェンジということを言っていたが、練習での変化は?)守備の部分でそこまでは。今までの試合と比べて守備の時間は長くなるという話をしていましたが。あとは今日と明日のミーティングで、自分たちのやり方というものを言うと思うので。これからかな、という感じです。

(攻撃面での監督の指示の変化は?)相手によるんじゃないですか。引いてくる相手には縦に速いサッカーはなかなか難しい。シリアはあれだけ出てきましたが、試合前にあれほど出てくると予想できたかというと、そこも難しいところがあった。出てくる相手に対しては、裏に速い攻撃は有効だと思うし。監督は相手によって戦い方やフォーメーションも変えるので、その分は選手が臨機応変に対応する必要があると思います。

長友佑都(インテル/イタリア)

「自分たちに何ができるか見極める良いチャンスだと思う」と意気込んだ長友(中央) 【スポーツナビ】

「うまさでは僕らの方が上」

(今度の相手は引いてくるわけではないが)向こうからしたらホームなので、攻撃をどんどん仕掛けてくると思う。身長の高い選手が前線にいて、クロスからの得点も多いし、そこでの対応というのは今日も確認できました。(自分が上がるタイミングは)相手はサイドバックが上がったスペースを狙ってくる。上がるときは良いタイミングで、頭を使うようにしないと。

(メンバーが入れ替わるようだが)どんなメンバーが出ても、監督が求めるサッカーができないといけないし、これから長いW杯予選で、誰かが欠ける、誰かがけがということは必ず出てくる。誰が出ても良いパフォーマンスができるように。明日はそういう部分がよく見えるんじゃないかと思います。

(イランの印象は)FIFAランキングで僕たちより上ですし、すごく良いサッカーをしている。プレーのクオリティーというかうまさでは僕らの方が上かもしれないけれど、フィジカル面や球際の強さはレベルが高いと映像を見た限りでは思いました。(イランはW杯最終予選で当たる可能性があるが)もちろん考えています。最終予選に僕らが上がった時に、イランと戦うかもしれないし、ここにまた来るかもしれない。自分たちに何ができるか見極める良いチャンスだと思います。

(シリア戦を受けての修正点は)前半と後半で違ったパフォーマンスになってしまった。前半は距離感が遠すぎてテンポの良いサッカーができなかったという課題があるので、良い距離感を選手同士で攻撃でも守備でも大事にしていこうと話をしていました。

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