ジョシュが9.27UFCで5年半ぶり日本凱旋=「“蒼い瞳のケンシロウ”が帰ってくるぞ!」

長谷川亮

メインでネルソンとコーチ対決

27日のUFC日本大会で5年半ぶりに日本で試合を行う“蒼い瞳のケンシロウ”ジョシュ・バーネット 【長谷川亮】

 今週末に迫った「UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015」(27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)メインでは、放送中の「Road to UFC JAPAN」でコーチを務めるジョシュ・バーネットとロイ・ネルソンが激突する。選手に寄り添い親身なコーチぶりが印象的なジョシュに、5年半ぶりとなる日本での試合について聞いた。

コーチをすること自体が楽しい

ファイターとしてだけでなく、コーチとしても勝利をめざすジョシュ 【長谷川亮】

――今日はスーツ姿が決まっていますね。

 ドウモアリガトウ。やはり人前に立ったりフォーマルな場面ではしっかりした格好で来たいから、これが僕のスタイルなんだ。

――5月31日のパンクラスにもセコンドでいらしてましたし、ジョシュ選手は実は日本に住んでいるんじゃないかと錯覚するぐらい、よく会場でもお見掛けします。

 いやいやいや(笑)。あの時はちょうどバンコクで映画の撮影があってその帰りで、ビクター・ヘンリーとヤマモト・ショーヘイの試合があった時だったね。

――もう日本には何回いらしているんですか?

 分からない(笑)。もうあんまり多くなり過ぎて、部分的には住んでいると言ってもいいぐらいかもしれない(笑)。

――現在放送中の「Road To UFC JAPAN」ではコーチ役を務め、選手たちと一緒に過ごしたり指導をされています。印象・感想はいかがですか?

 選手をコーチをすること、コーチング自体が楽しいし好きなんだ。どこの国の選手もそうだけど、常に学ぶ姿勢があって戦う姿勢、強い気持ちを持った選手が好きだし、日本の選手はそういう姿勢が顕著なのでやっていて楽しいです。

――コーチを務める際のジョシュ選手の哲学があれば教えてください。

 その人それぞれが持つ、最高のものを引き出すことかな。僕の型に当てはめてロボットを作る気はないし、それぞれ個々人のベストを引き出せるよう指導をしたいと思っています。

キャッチレスラーでありプロレスラー

KO率の高いロイ・ネルソンとの対戦はKO・一本決着必至となりそうだ 【スポーツナビ】

――選手それぞれが持つよいところを伸ばす指導方針なのですね。では、ジョシュ選手の試合のことをお聞きしていきますが、日本大会ではKO率の高いロイ・ネルソン選手との対戦で、判定を待たない決着となりそうです。

 僕の戦績を見てもらえれば分かるけど、常に相手をフィニッシュしようと狙っているし、決着率も80パーセントを超えているから今回もきっとそうなると思う。

――5月には「メタモリス6」でグレイシー一族のヒーロン・グレイシーにアンクルロックを極め勝利した試合が話題となりました。この試合ではレスラータイツを着用して戦っていましたが、これはやはり自身が「レスラー」であることを示すものであるのでしょうか。

 僕は自分のことをキャッチレスラーでありプロレスラーだと思っている。だからあのタイツであったりレスリングシューズは僕のコーチから受けた教えや僕の考え方、信念、ライフスタイル、そういったもの全てを表したものであるんだ。

――では、日本大会では衣装についてどのようにお考えですか?

 いろいろ考えはあっても、リーボック(UFCのスポンサー)との契約があるから、なかなか自由が利かないのが実情かな。以前は試合の時掲げるバナーにも僕のライフスタイルの一部であるコミックのイラストや歌の歌詞だったりを織り込んでいたんだけど、今はそれができなくなってちょっと残念ではあるね。

――では、リーボックのTシャツを身に着けていても、心はキャッチレスラーであり、心の中ではレスラータイツをまとっているというか。

 イエス、イツモ。スポンサーには感謝しているけど、僕のメンタリティーは誰にも変えることができないし、誰がスポンサーであっても僕は僕らしく輝こうと思っている。いずれはリーボックの人たちが僕の感覚やパーソナリティーを評価してデザインをさせてくれるようなこともあるかしれないけど、いずれにせよ僕は自分を貫いていきたいと思っているよ。

――試合に話を戻して、今回の対戦相手ネルソン選手はKOパンチが目立ちますが柔術も黒帯を締め、組み技の強さも持つ選手です。そういった相手でもやはり極めを狙っていきますか?

 彼はきっと右フックでKOを狙ってくるだろうね。でも僕は何でもいいと思っている。試合の中で常に相手へプレッシャーを掛けて、その中で彼を仕留めるタイミング・隙を見つけたい。

――日本では2010年3月の「DREAM.13」以来5年半年ぶりの試合となり、今回はメインイベントでの出場となります。どんな気持ちでいらっしゃいますか?

 もうずっと日本が好きで今までやってきて、こういう活躍の場を与えられるのは、僕がこれまで歩んできた人生を象徴していると思います。ミナサン、9月27日に“蒼い瞳のケンシロウ”が日本に帰ってくるので見逃さないでください。
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著者プロフィール

長谷川亮

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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