錦織、西岡らで臨むデ杯・コロンビア戦
杉山愛コラム「愛’s EYE」
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アウェーの環境適応がポイント

デ杯のコロンビア戦に臨む(中央から時計回り)錦織圭、内山靖崇、ダニエル太郎、西岡良仁
デ杯のコロンビア戦に臨む(中央から時計回り)錦織圭、内山靖崇、ダニエル太郎、西岡良仁【写真:アフロ】

 テニスの国別対抗戦・デビスカップ(デ杯)の日本代表チームは、9月18日からワールドグループ・プレーオフでコロンビアと対戦します。コロンビアとは2013年に東京・有明で対戦し、日本が勝利しましたが、今回はアウェーでの対戦となります。デ杯や女子のフェドカップ(フェド杯)では、開催地が自国か敵地か、その環境の違いが勝敗の大きな要因となるのですが、今回は敵地というのがひとつの懸念材料です。


 まずは健康管理、自己管理に注意して、いかに心地よくプレーできる状態に持っていけるかというのが一つのチャレンジになります。また、日本開催の場合はハードコートを選ぶことがほとんどですが、今回はクレーコート、それがどれだけ勝負の行方を左右するかというのも見どころです。


 開催地のペレイラは標高1400メートルの高地と聞いているので、その環境に適応するのも簡単ではないでしょう。私がフェド杯代表だった02年にも、コロンビアとアウェーでの対戦が決まっていました。現地は治安の不安があったのですが、ITF(国際テニス連盟)は問題ないとの判断。とはいえコロンビア・ボゴタは外務省の渡航注意対象地域であったことから、日本テニス協会の判断として参加しないという結論になりました。棄権となり、日本は悔しい“不戦敗”を喫しました。コロンビアというと、戦わずして負けてしまったくやしい思いがよみがえるのです。


 デ杯の日本代表チームはホームでの戦いが続いていたので、今後しばらくはアウェーで戦う機会が増えるでしょう。いかに適応し、戦う環境を整えるかというのがこれからも鍵になります。

錦織はリフレッシュしてデ杯へ

全米オープンでは1回戦敗退という結果になった錦織だが、デ杯にはリフレッシュした状態で戻ってくるだろう
全米オープンでは1回戦敗退という結果になった錦織だが、デ杯にはリフレッシュした状態で戻ってくるだろう【写真:USA TODAY Sports/アフロ】

 さて、両チームのメンバーですが、コロンビアは今回も13年の対戦でエースだったサンティアゴ・ヒラルド中心のチームです。


 一方の日本は錦織圭選手(日清食品)、内山靖崇選手(北日本物産)というデ杯ではおなじみのメンバーに加え、2度目の代表入りとなったダニエル太郎選手(エイブル)、初めて代表入りした西岡良仁選手(ヨネックス)という顔ぶれになりました。


 錦織選手はどのサーフェスでも戦える選手ですし、クレーは得意なサーフェスと言ってもいいほどです。全米は1回戦敗退に終わりましたが、リフレッシュしてデ杯に臨んでくれることでしょう。


 最近はグランドスラムで活躍する若手も増え、彼らにもデ杯出場のチャンスがあるかなと感じていました。ダニエル選手は精神的にタフで、プレースタイルとしては泥臭さ、ねばり強さを持つ選手です。特にクレーコートでは彼のガッツあふれるプレーがイメージしやすいですね。こういうタイプの選手がシングルスのナンバー2で出てくると、チームに新しい雰囲気が出てくるでしょう。また、彼はそういうところで頑張れる選手という気がします。

ここ一番での強さが光る西岡

体格には恵まれていないが、持ち前の気持ちの強さでデ杯でも活躍が期待される西岡
体格には恵まれていないが、持ち前の気持ちの強さでデ杯でも活躍が期待される西岡【Getty Images】

 西岡選手もガッツがあります。体格には恵まれていないのに本当に頑張っています。彼は頭もいいし、気持ちもとにかく強い。ショットの強さとかいわゆる一発では大柄な選手にかなわないところもありますが、展開力とフットワーク、また、ガッツや精神的な強さで他の人を上回っているから結果が出せるのです。


 アジア大会金メダルなど、大きな舞台で結果を残せる選手で、今年は全仏、全米で予選を勝ち上がっています。これは並大抵のことではないと思います。グランドスラムの予選決勝というのは、だれもが震える思いで戦っていますが、彼はもう3度も予選を突破しています。ここというところでの強さが光る選手なので、デ杯でも期待しています。

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■男子テニス国別対抗戦デビスカップ

ワールドグループ プレーオフ コロンビアvs.日本

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