清水邦広「駆け引きがしっかりできた」 バレーW杯オーストラリア戦後のコメント
山内昌大(愛知学院大学)
オーストラリアのエース、エドガーに「プレッシャーをかけた」と語る山内(右) 【坂本清】
エドガー選手にプレッシャーをかけることによってミスが生まれたり、ブロックポイントやワンタッチからの切り返しができてよかったと思います。個人的にはブロックシステムや戦術部分でもっと詰めることができた部分があったと思います。
明日はカナダ戦の対策をして、練習から動きを確認したいです。カナダ戦ではやるべきことはやって、ミドルブロッカーとしての役割を果たし、戦術通り動けるようにやっていきたいです。
永野健(パナソニック)
永野(一番左)は「僕らの戦術がしっかりはまった」と勝因を語った 【坂本清】
勝てたことはよかったと思います。でも3セット目、あの点差から逆転されて、僕自身は世界と戦う上ではああいうことが起きてはいけないと、とても腹が立ちました。
勝負ごとである以上、あの点差(6点)から引っくり返されることもあります。でもその段階で顔の表情も悪かったし、そこで若さを出していたかというとそうではないと感じたので、4セット目が始まる前に若手の山内(昌大)、柳田(将洋)、深津(英臣)、特に若手の代表としてやってほしい深津に対して自分の気持ちを言いました。
データ上、6番のエドガー選手にボールが集まるということで僕らの戦術がしっかりはまったなという印象です。高さのあるチームはオーストラリアだけじゃなく他にもいますが、すべてのスパイカーに対して『全部ブロックに行こう』と考えて小さい日本人がやろうとするとすべて後手後手に回ってしまう。そこは戦術で大胆に行ったことで大きい選手に太刀打ちできる手段だったと思うし、よかったと思います。
この3戦、僕の中で思う課題としてはパスが乱れた時の被ブロックの本数と、ミスを減らしていくことができればカナダ戦も勝機があると思います。そこは意識の問題で変わってくることだと思うので、チーム全体で確認してやっていきたいです。カナダも大きいチームです。サーブが重要になると思うのでメンタルをうまく持って行けたらと思います。