石川祐希「満足のいくプレーができた」 バレーW杯 エジプト戦後の選手コメント

スポーツナビ

フルセットの末エジプトに勝利。石川祐希(左)が24得点を挙げる活躍を見せた 【坂本清】

 バレーボール男子のワールドカップ(W杯)は8日に初戦が広島グリーンアリーナなどで行われ、日本はエジプトを3−2(25−19、23−25、25−18、17−25、15−7)で下し、初戦を白星で飾った。日本は勝ち点2で6位に位置している。

 日本は9日、世界ランキング5位(2015年8月11日付)の米国と対戦する。

 以下は試合後の選手コメント。

石川祐希(中央大)

「すべて勝つつもりで頑張る」

 今日は思いきりプレーしようと思い、満足のいくプレーができました。特にサービスエースを2本取れたのはよかったです。スパイクも前半から決まったのでよかったと思います。とにかく思い切り、残りの試合もすべて勝つつもりで頑張ります。今日は相手が相手でもあったので、ブロックはたまたま、スパイクはまだまだ、サーブはまあまあです。

 緊張は全然しませんでした。もうちょっと人が入ると、また雰囲気は違うのかなと思います。(明日の)米国は初めて戦う相手なので、思いきりぶつかりたいし、自分たちのプレーを出すだけだと思います。どのチームも五輪を狙っていると思うので、その中で負けないように頑張りたいです。

 フルセットという苦しい試合でしたが、初戦に勝ててよかったです。サーブレシーブがしっかり返っていれば落とさないセットがあったと思うので、サーブレシーブをもっと磨いていきたいです。

(W杯初出場の)初戦でちょっと緊張するかなと思いましたけれど、観客のみなさんも温かい声援をくれたので、自分としてはモチベーションが上がって良いプレーができたと思います。

清水邦広(パナソニック)

米国戦は「先手を打たないとダメ」と語る清水(1番) 【坂本清】

「明日は先手を打たないとダメ」

 サーブが入った時はすごく良いバレーができています。負けているセットは相手にサーブでポイントを取られて日本のバレーができなかったことが大きかった。そこを修正できれば楽に勝てた相手だと思うし、明日からはもっと強いチームと当たるので、もう1回修正して臨みたいです。

 エジプトのブロックはそこまで怖くなかったですけれど、今日は自分と深津(英臣)のタイミングがあまり合っていませんでした。エジプトはパイプ(センターからのバックアタック)に対してほぼノーマークに近いぐらいでした。相手がブロックでセンターにコミットしたり、サイドに動いてくるので「パイプが有効だ」というミーティング通りに深津も使えていたと思います。相手が強くなればなるほど、日本チームも崩れやすくなると思うので、良い状態を常に意識しながら保てるように頑張ります。

 米国もデータバレーをしてくるチームで、戦術をはめるのが得意なチーム。深津のトスも分析されていると思うので、こちらが仕掛けていかないといけない。早め早めに先手を打たないとダメだと思います。基本的にリードブロックなのでパイプも今日ほどは決まらないし、きついと思うので、そういう時こそ自分も含めた両サイドの役割が大切だと思うので、そこでしっかり打って行けるようにやっていきたいです。

米山裕太(東レ)

途中出場を果たし、安定したレシーブでチームを支えた米山(左) 【坂本清】

「我慢しきれたから勝てた試合」

 サーブレシーブで直接失点したセットは、相手に取られてしまったと思います。良いサーブが入っても何とか上に上げてラリーを続ければ相手がミスをしてくれた。我慢しきれたから勝てた試合でした。

 入る時は監督から「行くぞ」と言われただけで、特に指示はなかったです。試合を見ながら誰が崩れたら入るか分かっているつもりです。今日はサーブレシーブが崩れていたのと、初戦で柳田(将洋)も硬さがあって普段のプレーができていない部分もありました。監督から「早めに体を動かしておいてくれ」と言われたので、いつでもいける準備はしていました。
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