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南部監督「戦える準備ができている」
バレーW杯に向けた全日本男子チーム会見
8日からW杯男子大会が始まる。大会を前に、全日本男子メンバーが会見に臨んだ
8日からW杯男子大会が始まる。大会を前に、全日本男子メンバーが会見に臨んだ【坂本清】

 日本バレーボール協会は2日、FIVBワールドカップ(W杯)2015の男子開幕を前に、東京都内で会見を行った。会見には全日本男子バレーボールチーム「龍神NIPPON」の南部正司監督をはじめ、出場選手14名が出席し、それぞれ抱負を述べた。


 今季は6月のワールドリーグを皮切りに、アジア選手権、イタリア合宿、ポーランドで行われたフベルト・ワグネル記念大会に出場するなど、多くの試合をこなしてきた南部ジャパン。アジア選手権では世界ランキング11位(2015年8月11日付。日本は20位)のイランを破って金メダルを獲得するなど、一定の成果を挙げてきた。


 南部監督は「どうすれば勝てるのか、何をやってはいけないのかがはっきりとしてきた分、戦える準備がしっかりできている」と手応えを語っており、「出るからには、五輪の切符を取りにいく」と目標を掲げた。


 また、今季のチームキャプテンは阿部裕太(サントリー)が務めているものの、V・プレミアリーグ終盤に負傷したけがから復帰したばかり。W杯では、阿部が欠場中に代役を務めた清水邦広(パナソニック)が引き続き、ゲームキャプテンを務めることが合わせて発表された。


 今大会で来年のリオデジャネイロ五輪出場権を得るためには、参加12カ国中、上位2位以内に入ることが必要になる。

全日本男子ワールドカップ出場選手14名

1.清水邦広(29/パナソニック/WS)

2.酒井大祐(33/サントリー/L)

3.高橋健太郎(20/筑波大学/WS)

5.鈴木寛史(32/サントリー/MB)

8.石川祐希(19/中央大学/WS)

9.阿部裕太(34/サントリー/S)

10.八子大輔(26/JT/WS)

12.山内晶大(21/愛知学院大学/MB)

13.深津英臣(25/パナソニック/S)

15.柳田将洋(23/サントリー/WS)

16.出耒田敬(24/堺/MB)

17.永野健(30/パナソニック/L)

18.米山裕太(31/東レ/WS)

19.浅野博亮(24/ジェイテクト/WS)


※括弧内は左から年齢、所属、ポジション

※年齢、所属は、2015年9月2日時点

※ポジション略号:WS=ウイングスパイカー、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

木村会長「活躍する兆しが見え始めた」

南部監督はサイドアウトをいかに取るかが重要と話した
南部監督はサイドアウトをいかに取るかが重要と話した【坂本清】

登壇者:

木村憲治(日本バレーボール協会 会長)

小田勝美(日本バレーボール協会 男子強化委員長)

南部正司(全日本男子監督)


木村会長 女子のW杯も盛り上がりを見せてくれています。女子も残りの3連戦をしっかり戦ってくれると信じています。男子について、古い話となりますが、今の状況は50年前の1965年に似ていると思います。64年の東京五輪で、男子は銅メダルを獲得しました。女子が金メダルを獲得したために、男子はどうしても女子の影になって、取り扱いはそう多くありませんでした。私は当時選手をしておりましたので悔しい思いをしたのがその頃です。いよいよ男子バレーが活躍する兆しが見え始めたなと思います。その中身はこの後、南部監督から話がありますが、皆さんには、その兆しを感じ取っていただいて、取り扱ってほしいと思います。


 私は立場上、そして経験者として、頑張ったから、兆しが見えたからという理由で、男子バレーが良いと言うつもりはありません。競技団体にとって重要なのは、あくまで結果です。勝たなければ意味がないと思っています。選手にもそういう話をしました。厳しい目で見ながらも、皆さんには兆しが見えた際には、盛り上げていただけたらと思います。


小田委員長 昨年から南部ジャパンが発足しました。スタッフが一丸となって強化に取り組んでおります。昨年から、南部監督としてはリオ五輪、及び東京五輪までを見据えて、若い選手を登用しております。ベテランは充電期間という話を今年4月のメンバー発表会見でもさせていただきました。それ以来、多くの合宿や大会を積み重ねてきています。その中で、若い選手が非常に伸びている。韓国・仁川で行われた昨年のアジア大会では銀メダルを獲得し、先日行われたアジア選手権では金メダルを獲得してくれました。順調に、成長していると考えています。


 その中で、W杯は大きな大会であり、アジアで通じたものが、世界でどこまで通用するのかという試金石になると考えております。このW杯でリオ五輪の出場枠を獲得できればとは思いますが、正直に言うと、女子とは違って苦しい戦いになると思います。最終的には、来年のOQT(五輪世界最終予選)で出場権を争うことになると思います。特に、南部ジャパンの若い選手たちの活躍に期待していただきたい。若さの中で、活気のある、ファンを感動させるような試合を私も期待しています。


南部監督 いよいよ男子も大会が迫ってきました。本来の男子の世界における位置づけを考えれば、開催国でなければ出場権が与えられないのが現状だと思います。なぜわれわれが大会に出場できるのか。先輩方の遺産と、バレーボール協会の頑張りなどさまざまな方々のご協力のおかげだと考えております。そういった意味でも、われわれは感謝の気持ちを持ち、チーム一丸となって戦い抜きたいと思います。


 われわれが世界で戦うための必要条件というのは、今年のワールドリーグ、アジア選手権、フベルト・ワグネルカップとを通じてはっきりとでました。それはサイドアウトです。サイドアウトである程度の数字以上を残すことができれば、試合展開としては接戦になります。そういう展開に持ち込めば、勝機がある。その手応えを3大会を通じて得ることができました。


 大会に臨む14名について、特にウイングスパイカーについてはレセプション能力の高い選手を選びました。サイドアウトを安定させた試合展開から、サーブで攻めるというゲーム内容になるようベストを尽くします。出るからには、リオ五輪の切符を取りにいきます。一戦必勝のつもりで頑張りますので、よろしくお願いします。

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