宮下遥「神様がこっちに味方してくれた」 バレーW杯 韓国戦後コメント

スポーツナビ

韓国に勝利し大会通算成績を6勝1敗とした日本。勝ち点18で2位に浮上した 【坂本清】

 バレーボール女子のワールドカップ(W杯)は31日に第7戦が仙台市体育館行われ、日本は韓国を3−0(25−17、26−24、25−17)で下した。大会通算成績を6勝1敗とし、勝ち点を18に伸ばした。この日、ここまで全勝で首位を走っていたロシアがセルビアにフルセットで敗れ3位に後退。日本はリオデジャネイロ五輪出場権内となる2位に浮上した。

 立ち上がりから高い集中力で韓国を攻める日本は、宮下遥、大竹里歩のサービスエースや長岡望悠のスパイクで序盤から大きくリードする。その後も順調に得点を積み重ね25−17で第1セットを先取した。

 第2セットは韓国に先行を許すが、すぐさま木村沙織、古賀紗理那のスパイクや宮下のサービスエースで逆転する。しかし中盤に韓国の守備にスパイクを拾われ連続失点を喫するなど終盤までもつれる展開に。それでも、宮下がつないだボールを木村が決め、最後は古賀のスパイクで26−24と、第2セットも日本が連取した。

 第3セットも、この日絶好調の宮下のサービスエースなどで日本が先行。その後もレフト、センター、ライトからの攻撃を宮下がうまく使い分け、韓国との差を広げる。最後もピンチサーバーの鍋谷友理枝の好レシーブを大竹が決めて25−17で試合終了。セットカウント3−0の快勝を収めた。

 日本は、9月1日の第8戦で世界ランキング8位(2014年10月13日付)のセルビアと対戦する。

 以下は試合後の選手コメント。

宮下遥(岡山)

好調だった宮下は、今日の結果にも「危機感を持ちながらやっていきたい」と気を引き締めた 【坂本清】

「危機感を持ちながらやっていきたい」

(2セット目の24−24での好レシーブについて)サーブを打った後に体勢が崩れてしまって、相手がスパイクを打つぐらいにやっとコートに戻れました。たまたま上がったボールでしたが、あの一瞬は「神様がこっちに味方してくれたのかな」と思いました。

 韓国のブロックは両サイドがあまり良くないので、両サイドを中心に使って、たまにクイックでいければいいかなと考えていました。すべてが思い通りにいったわけではないですけれど、今日に関してはちゃんと集中して(試合に)入れていたので良かったです。明日も(集中力が)もつかは分からないけれど、勝ちたいです。

 得点を決めることよりも、粘り負けとか簡単なミスとか、チームの士気が下がるような失点を少なくしていければ、向こうも根負けしてくると思います。今日の結果で良いイメージを持ち過ぎずに、危機感を持ちながらやっていきたいです。

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