守護神サファテ、成功率100%の神業
鷹詞〜たかことば〜

アリゾナでの知られざるエピソード

昨季は疲労から終盤に苦しんだが、今季その心配はなさそうだ。「余計なプレッシャーもない」と自信をのぞかせる
昨季は疲労から終盤に苦しんだが、今季その心配はなさそうだ。「余計なプレッシャーもない」と自信をのぞかせる【写真は共同】

 8月15日にはうれしい出会いがあった。訪日していたランディ・ジョンソン氏ら、米大リーグのアリゾナ・ダイヤモンドバックス球団首脳の面々がヤフオクドームを訪問し、試合前の練習中に対面が実現したのだ。サファテは高校から大学までをアリゾナ州で過ごしており、ジョンソン氏や今回同じく来日していたルイス・ゴンザレス氏の現役時代の活躍をスタジアムで目の当たりにしたという。


 彼らからは「アリゾナ出身のサファテが日本で活躍しているのは、われわれとしても誇りに思えること」という賛辞の言葉も送られた。


 また、サファテはゴンザレス氏についての思わぬエピソードを披露してくれた。

「彼がかつてアリゾナでレストランを開いていて、僕の妻はそこでアルバイトをしていたんだ。たまたま僕の親友も働いていた。そこで紹介されて、彼女と出会ったんだ。お店でね。それを彼に話したら、『そうか! でも、あの店は6カ月で閉めたんだ』と笑っていたよ(笑)。わずかな期間の店だったかもしれないけど、僕にとっては素晴らしい出会いをくれたお店なんだよ」

自信満々「余計なプレッシャーない」

 ソフトバンクの優勝マジックは8月5日に「38」が点灯して以来、一度も消えることなく24日時点で「24」へと順調に減っている。9月中旬にも工藤公康監督の胴上げが見られそうな、そんな勢いと確かな強さが今のソフトバンクにはある。


 昨シーズンの秋以降、サファテは疲労の色が濃くなり苦しんだ。ソフトバンクが最後に苦戦を強いられた1つの要因にもなった。だが、今季は自信たっぷりな表情でこう語る。


「昨年は移籍1年目でひたすら一生懸命やるしかなかった。今年は自分のペースでやってこれているし、余計なプレッシャーもないからね」


 また、今季の開幕直後のタイミング。サファテは同僚のスタンリッジとともに、それぞれの自身の成績に連動して、東日本大震災復興支援財団へ寄付を行うことを発表した。


「妻と前々から何かできないかという話はしていました。4年が経過してもまだ苦しんでいる人がたくさんいますし、復興もまだまだ終わっていません。その中で自分たちが何か力になれれば、日本への恩返しになるかなと思い決めました」


 サファテは1セーブにつき10万円、スタンリッジは1勝につき20万円を寄付することにしている。

田尻耕太郎
田尻耕太郎

 1978年8月18日生まれ。熊本県出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。2002年卒業と同時に、オフィシャル球団誌『月刊ホークス』の編集記者に。2004年8月独立。その後もホークスを中心に九州・福岡を拠点に活動し、『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)『週刊現代』(講談社)『スポルティーバ』(集英社)などのメディア媒体に寄稿するほか、福岡ソフトバンクホークス・オフィシャルメディアともライター契約している。2011年に川崎宗則選手のホークス時代の軌跡をつづった『チェ スト〜Kawasaki Style Best』を出版。また、毎年1月には多くのプロ野球選手、ソフトボールの上野由岐子投手、格闘家、ゴルファーらが参加する自主トレのサポートをライフワークで行っている。

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