木村沙織「まだ2試合終わっただけ」 バレーW杯 ロシア戦後コメント
フルセットで敗れたロシア戦後、木村らが心境を語った 【坂本清】
ストレートで快勝したアルゼンチン戦から古賀紗理那に代えて、石井優希が先発した日本。序盤から効果的なサーブでロシアディフェンスを崩し、第1セットを25−12で日本が先取した。しかし、ロシアにブロックや高い打点からのスパイクで連続得点を許し、第2、第3セットを奪われてしまう。あとがない日本は、第4セットから長岡に代えて内瀬戸真実、石井に代えて古賀を投入し、反撃に出る。終盤にはキャプテン木村沙織の連続スパイクが決まり、25−23で第4セットを奪取しフルセットに持ち込む。最終セットも白熱したシーソーゲームが続いたものの、日本の古賀、木村の両サイドを中心にした攻撃はロシアのブロックに阻まれ、あと一歩が及ばず。第5セットを13−15で落とした。
日本は24日の第3戦で世界ランキング26位(2014年10月13日付)のキューバと対戦する。
以下は試合後の選手コメント。
木村沙織(東レ)
負けてしまって本当に悔しいですけれど、昨日と全然違うバレーができたと思いますし、コートの中と外の一体感がすごくありました。まだ2試合終わっただけなので、明日の試合をしっかり取り返しにいきたいです。
事前合宿でも2試合目に当たるロシアに「絶対勝つ」とイメージして練習してきました。結果的に負けてしまったのが残念だけれど、ディフェンスの部分では後半はよく上がっていたと思います。ただ、上がるまでに時間がかかったので、そこがちょっともったいないところでした。相手の高いブロックを利用してみんなが得点できていたし、ずっと練習してきたリバウンドもうまく取ることができたので、練習の成果は出せたと思います。
長岡望悠(久光製薬)
事前練習の成果を感じた長岡(1番)は、「次につながる部分がすごくあった」と話した 【赤坂直人】
事前合宿で練習してきたディグ(スパイクレシーブ)やブロック、ブロックとレシーブの連携や高い相手に対してリバウンドを何回も取って最後に決めに行く状況は作れたと思います。サーブでしっかり攻めるところは、昨日(アルゼンチン戦)よりも全員がコートで表現できていました。
悔しさも残る試合になったけれど、次につながる部分がすごくあったので、1戦1戦集中して明日も全員で、スタートから良いプレーを出していけるように頑張りたいです。
石井優希(久光製薬)
先発した石井(12番)は「結果を残していることには自信を持ちたい」と語る 【坂本清】
結果として勝ち切れなかったことはすごく悔しいけれど、全員がコートに立って、コートの中で結果を残していることには自信を持ちたいと思います。今日は休んで、明日の試合にまたチーム一丸となって全力で頑張りたいです。
大竹里歩(デンソー)
0−3で敗れた7月のグランプリファイナルと違い、大竹(21番)は手応えを感じている 【坂本清】
勝ち切れなくて悔しいけれど、フルセットの中で個人個人も良いプレーが出ていたし、チームとしても団結力が出ました。今日は今日で反省して、また明日から試合が続くので気持ちを入れ直してやっていきたい。
(7月の)グランプリファイナルでロシアと当たった時は、(ブロックに)当たったら飛ばされ、抜かれたら決められて、どう対処すればいいか分からない状況だったけれど、今日は1セット目に止めたり、ワンタッチを取ることができて、自分もリズムを作ることができました。ブロックとレシーブの関係もよくできていたと思いますが、途中からロシアの15番(タチアナ・コシュレワ)が出てきたり、8番(ナタリア・オブモチャエワ)の調子が上がってきて、最後まで止め切れなかったのが今日の反省点です。
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