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佐藤耕平が11年ぶり火祭り制覇=ZERO1
世界ヘビー、タッグ、火祭りの3冠王に
決勝戦で関本を下し11年ぶりに火祭りを制覇した佐藤耕平
決勝戦で関本を下し11年ぶりに火祭りを制覇した佐藤耕平【前島康人】

 ZERO1の真夏の祭典「火祭り2015優勝決定戦」が2日、東京・後楽園ホールで開催された。 優勝決定戦では、Aブロック1位の佐藤耕平とBブロック1位の関本大介が、決勝トーナメントを勝ち抜いて激突。NWAインターコンチネンタルタッグチャンピオン同士のパートナー対戦を佐藤が制し、実に11年ぶりの栄冠に輝いた。

タッグパートナー・関本をジャーマンで粉砕

関本とのジャーマン対決を制し4年前の決勝のリベンジ
関本とのジャーマン対決を制し4年前の決勝のリベンジ【前島康人】

 4年前の決勝戦では、同一カードで関本が優勝。再現を狙う関本は、序盤から気迫十分。佐藤のヒザ蹴り、サッカーボールキックを食らいながらも、前へ、前へと出続け、ミサイルキック、串刺しラリアット、滞空式ブレーンバスター、サソリ固めとたたみかける。佐藤もダイビングボディープレスをヒザ剣山でブロックし、ファルコンアローを決めるが、関本は投げっぱなしジャーマンからダイビングボディープレスを成功させ、袈裟斬りチョップ、延髄斬り、ラリアット、ぶっこぬきジャーマンスープレックスの怒とうの猛攻へ。これを間一髪しのいだ佐藤は、カウンターのエルボー、パイルドライバーからタイガースープレックスを繰り出すと、トドメのジャーマンスープレックスで熱闘を制した。

“3冠王者”として「プロレス界を盛り上げていきたい」

“3冠王者”となった耕平は「ZERO1、プロレス界を盛り上げていきたい」とファンに約束
“3冠王者”となった耕平は「ZERO1、プロレス界を盛り上げていきたい」とファンに約束【前島康人】

 世界ヘビー級とNWAインターコンチネンタルタッグの2本のベルトを肩にかけ、豊臣秀吉モデルの火祭り刀を掲げた佐藤は「ベルトを持った状態で火祭りを迎え、プレッシャーだったけど、一番強いと証明できた。シングル、タッグ、火祭りのチャンピオンとして、ZERO1のトップに立って、走っていきたい」と刀を抜いてポーズ。さらに「ZERO1を、そして、大きいことを言いますが、プロレス界を、盛り上げていきたいと思います」とファンに約束した。


 今後は3冠王者として常に狙われ続ける立場となるが、「いろいろ挑戦してくると思うけど、絶対負けない」とキッパリ。この火祭りの熱をプロレス界全体に波及させ、さらなる高みを目指していくと語った。

田中、関本に敗れV5ならずも前向き

関本はぶっこぬきジャーマン2連発で田中にトドメ
関本はぶっこぬきジャーマン2連発で田中にトドメ【前島康人】

 歴代最多となる4度の優勝を誇る田中将斗は、関本の人間橋2連発にV5の夢を砕かれた。関本と田中はゴングと同時に激しくタックルでぶつかり合い、関本がトペスイシーダで場外へ突っ込むと、そのまま客席のイスに座って頭突き合戦。さらに関本はドロップキック、アンクルホールド、垂直落下式ブレーンバスターを繰り出していく。田中も弾丸エルボー、スーパーフライ、スライディングDと意地を見せるが、関本はその直後にジャーマンスープレックスで投げると、ラリアット、頭突きからのぶっこぬきジャーマンスープレックス2連発で一気にトドメをさした。

 3年ぶりの優勝には手が届かなかった田中だが、「勝てなかったけど、ケガなく乗り切れた。40歳を過ぎても元気だというのは見せられたと思う」とサバサバ。猛暑の中、10連戦をこなした自信から「来年も楽しんでやりたい」と、まだまだ優勝を狙うとアピールした。

ZERO1復帰ライディーンは準決勝で散る

ZERO1に復帰したライディーンは準決勝で佐藤のジャーマンに撃沈
ZERO1に復帰したライディーンは準決勝で佐藤のジャーマンに撃沈【前島康人】

 13年の火祭りを制覇後、素行不良で解雇されながらも、再び日本行きの切符をつかんだジェームス・ライディーンだが、栄冠獲りはならなかった。

 ライディーンは、トーナメント準決勝で佐藤を強烈な逆水平チョップで吹っ飛ばし、サイドバスター、チョークスラム。ありあまるパワーを炸裂させるだが、佐藤もファルコンアロー、パイルドライバーで脳天にダメージを蓄積させたところで、ジャーマンスープレックスで一気にフィニッシュ。現世界ヘビー級王者の壁を打ち破ることはできなかった。

途中リタイアのフジタ“Jr”ハヤトが謝罪

 右ヒザの負傷で火祭りを途中リタイアとなったフジタ“Jr”ハヤトが、休憩開けにリング上からあいさつした。フジタは7月18日のみちのくプロレス岩手・矢巾町大会で右ヒザの内側側副じん帯部分断裂の重傷を負い、全治約4カ月と診断された。

 両手で松葉杖をつき、右ヒザをギプスで固めたハヤトは「僕を推薦してくれた選手、関係者の皆さん、本当にすみませんでした。今年は復帰は厳しいかもしれませんが、一日も早く完全な状態に戻して、また皆さんの前でやりすぎな試合をしたいと思います」と完全復活を約束した。


■ZERO1「火祭リ2015」優勝決定戦

8月2日(日)東京・後楽園ホール


<第6試合 火祭リ2015・決勝戦 時間無制限1本勝負>

○佐藤耕平

(15分58秒 ジャーマンスープレックスホールド)

●関本大介

※耕平が11年ぶり2度目の優勝


<第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>

大谷晋二郎、鈴木秀樹、○小幡優作

(17分25秒 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め)

KAMIKAZE、TARU、●崔領二


<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>

○日高郁斗、藤田峰雄

(14分19秒 ミスティフリップ→エビ固め)

“brother”YASSHI、●菅原拓也


<第3試合 火祭リ2015・準決勝 30分1本勝負>

○関本大介

(12分30秒 ジャーマンスープレックスホールド)

●田中将斗


<第2試合 火祭リ2015・準決勝 30分1本勝負>

○佐藤耕平

(8分52秒 ジャーマンスープレックスホールド)

●ジェームス・ライディーン


<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>

○将火怒、ブッファ

(9分02秒 ラリアット→片エビ固め)

横山佳和、●磐城利樹

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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