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佐々木監督「優勝を意識付けて戦う」
東アジア杯 なでしこメンバー発表会見
東アジアカップに出場する日本女子代表のメンバーを発表した佐々木監督
東アジアカップに出場する日本女子代表のメンバーを発表した佐々木監督【スポーツナビ】

 日本サッカー協会は21日、都内で会見を行い、8月1日から中国で行われるEAFF東アジアカップ2015に臨む、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー23名を発表した。準優勝した女子ワールドカップ(W杯)のメンバーは6人しか選ばれず、宮間あや(岡山湯郷)や澤穂希(INAC神戸)は外れた。代わりに柴田華絵(浦和)ら初選出の4人を含め、猶本光(浦和)や京川舞(INAC神戸)といったフレッシュなメンバーが名を連ねている。


 佐々木則夫監督は、若手主体のメンバーを組んだ理由について「この選手たちが大会で結果を残して自信をつけられれば、(来年の)リオ五輪予選にも厚い層を元にメンバー構成ができる」と説明。「最低でも3分の1は(リオ五輪のメンバーに)関わってもらいたい」と、その狙いを明かした。また、東アジアカップでは「優勝を意識付けて戦う」と語り、結果にもこだわる姿勢を示している。


 なでしこジャパンは8月1日に北朝鮮、4日に韓国、8日に中国と対戦する。

可能性をある選手をエントリーした

登壇者:

佐々木則夫(日本女子代表監督)


 この新たなメンバーの構成としては、W杯で出場時間の少ない選手たち、そしてリーグでプレーしていて、そのパフォーマンスを評価した選手たちです。彼女たちが次のリオ五輪のピッチに、なでしこジャパンとして出るという思いを強く持ってこの大会に臨んでもらいたいと思いますし、そういう可能性のある選手をエントリーしました。この選手たちが大会で結果を残して自信をつけられれば、リオ五輪予選にも厚い層を元にメンバー構成ができる。そして、必ずやまた皆さんのご期待に応えて、リオへの切符をつかみ取れるように、しっかりとした戦い方を東アジアカップでできればいいと思っています。


 ですからW杯準優勝とか、残念だったなとか、そういうモードはこのメンバー発表から切り替えて、次につなげていくということがなでしこジャパンにとっては重要なことだと思います。厳しいタイミングではありますけれども、これはもう志を持てば良いタイミングであり、新たにチャレンジをするということになると思います。


<メンバー発表>


GK:

1  山根恵里奈(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)

18 武仲麗依(ベガルタ仙台レディース)※

21 山下杏也加(日テレ・ベレーザ)※


DF:

14 田中明日菜(INAC神戸レオネッサ)

3  北原佳奈(アルビレックス新潟レディース)

19 薊理絵(ASエルフェン埼玉)

20 高畑志帆(浦和レッズレディース)

5  高良亮子(ベガルタ仙台レディース)

2  小原由梨愛(アルビレックス新潟レディース)

4  村松智子(日テレ・ベレーザ)※


MF:

10 上尾野辺めぐみ(アルビレックス新潟レディース)

7  上辻祐実(日テレ・ベレーザ)

6  川村優理(ベガルタ仙台レディース)

22 杉田亜未(伊賀フットボールクラブくノ一)

23 柴田華絵(浦和レッズレディース)※

16 横山久美(AC長野パルセイロ・レディース)

13 京川舞(INAC神戸レオネッサ)

8  猶本光(浦和レッズレディース)

12 増矢理花(INAC神戸レオネッサ)


FW:

17 有町紗央里(ベガルタ仙台レディース)

9  菅澤優衣香(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)

11 高瀬愛実(INAC神戸レオネッサ)

15 田中美南(日テレ・ベレーザ)


※は代表初選出

キャプテンはほぼ決めている

――初選出の4名はそれぞれどのような意図を持って選んだのか?


 意図を挙げればキリがないですけれど、武仲選手にしても山下選手にしても非常に若いGKでありながら、チームの中では非常に存在感があり、今伸びている選手だという評価をしています。共に左利きのGKですが、武仲選手は仙台に移籍してゲーム勘が非常に良くなってきており、可能性を踏まえました。山下選手は以前も練習生として呼んだことがあるのですが、非常に可能性を感じました。2人のベテランのGK(海堀あゆみ、福元美穂)がいますけれども、期待は山根選手と同様に、若い層の中でこの大会を通じて、それを超えられるようなパフォーマンスを期待しております。


 村松選手は非常に安定感のあるDFの選手で、サイドバックもセンターも共に期待している選手です。柴田選手については、いつもレッズの中で右サイドで非常に小気味の良いプレーを見せています。そんなにスピードはないんですけれども、ターンだとか切り返しだとかスピードのチェンジ・オブ・ペースで相手を抜き去るだとか、非常に小柄な特徴を生かしながらプレーし、常に安定感のあるプレーをしています。これをぜひ一度試してみたいという思いがあります。


 こういった評価をした中での初招集ではあるのですが、4名においては自信を持って代表に来てもらえればピッチに出るチャンスもあると思いますし、僕自身も期待を膨らませて招集しています。


――3試合あり、タイトルも懸かる大会だが、全選手を起用する考えはあるのか? また、キャプテンとして考えている選手はいるのか?


 なでしこジャパンのこれまでの戦い方を見てきたのは、カナダW杯で招集した選手たちになるので、その選手たちにまずチームのベースというものをしっかりと伝授してもらうことが必要になると思います。


 キャプテンについてはまだ決めてはいませんが、僕の頭の中ではほぼ決めています。それをキャンプの時に選手と話しながら、主軸のキャプテン、そしてチームキャプテンという状況もあり得るので、そのへんの構成は選手に伝えてからの話でいいかなと思います。


――以前、今大会のキャプテンは試合ごとの交代制もあると言っていたが、その意図は?


 今回はその都度のキャプテンということではなくて、1人のキャプテンを決めていて、そのキャプテンが試合に出ていなかったらチームキャプテンを選定するということだけです。(3月の)アルガルベカップではそんなこともありましたけれども、今回は主のキャプテンがいて、その選手がピッチにいなかったら他の選手にキャプテンマークを付けてもらおうと考えています。

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