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天龍、11.15に思い出の両国で引退試合
「両国で終わらせることができて幸せ」
11月15日に大相撲時代に初土俵を飾った両国国技館でのラストマッチが決まった天龍
11月15日に大相撲時代に初土俵を飾った両国国技館でのラストマッチが決まった天龍【スポーツナビ】

 今年限りの引退を発表している天龍源一郎が26日、東京・両国国技館で会見を開き、ラストマッチを11月15日に天龍源一郎最終興行「〜天龍源一郎 引退〜革命終焉 revolutionFINAL」として両国国技館で行うことを発表した。


 大相撲からプロレスに転向した天龍。1964年1月場所で初土俵を踏んだ思い出の地である両国国技館をラストマッチのリングに選んだことに、「福井の田舎から出てきて、両国国技館で初土俵を踏んで、最後も両国で追われるのはひとつの運命。最後に両国国技館で終わらせることができて幸せだと思う」と感慨深い表情を見せた。対戦相手は未定だが、希望は特になく、「早い時期に、期待に添えるカードを組みたい」と話すに留めた。

 現在続いている引退ロードに関しては、「気持ちが切れそうになるときもあるし、1試合1試合が終わるごとにプロレスが愛おしくて辞めていく自分との葛藤がある」と胸中を明かした。


 今後については「奥さんと旅行にでも行きたい」と希望を挙げたが、娘でもある天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表は「引退したら気が抜けるので、第2の人生を楽しむためにも年内、年明けまでは働いてもらいたい(笑)。いろいろなことに挑戦させたい」と発破をかけられた。

プロレスの一戦一戦が愛おしい

最終興行のポスターに天龍チョップ!
最終興行のポスターに天龍チョップ!【スポーツナビ】

以下は会見コメント。


 福井の田舎から出てきて、両国国技館で初土俵を踏んで、最後にまた両国国技館で終われるのはひとつの運命だと思っています。


 今はまだ戦わなければいけないという気持ちとともに、1試合1試合プロレスの試合が終わるたびに愛おしくて、辞めていく自分との葛藤があります。今日も両国国技館に来る途中、こんなに緊張して、何か違う感情の中で両国国技館に足を運んだのは始めてだと思います。最後の両国国技館に向けて精一杯頑張っていくつもりです。


――引退発表以降、奥様からは何かリアクションがあったか?


 オレがプロレスをやめて身近にいてくれることについては随分心強いと思ってくれているようで、そこは良かったと思います。


――現在、本業以外でカツゼツが悪いということでブレイクしていますが、そこについては?


 僕は大きく皆さんに分かるように話をしようとすると、何か聞き取りづらくなって、聞き取りづらくなるともっと分かりやすく説明しようと思って、もっと大きく話すと聞こえづらくなるという悪循環になるんですけど…それでまたファンの人から声を掛けられたり、違った天龍が見れて喜んでくださるファンもいるということで、これも新しい人生だと思って自分自身も楽しんでいます。


 女房のことなんですけど、一番感動したのは、「辞めた後何をしたいですか?」って聞かれたときに「どっかに夫婦で旅行に行けたらいいね」と言ってくれたことにありがたいと思っています。


――最後の日が決まったが?


 この両国国技館を貸してくださった相撲協会の方々にも厚くお礼申し上げたいと思うと同時に、最後に両国国技館でやれる天龍源一郎が幸せだと思っています。一戦一戦が愛おしくて……なんとなく難しいですね……。会場に来て現実を目の当たりにすると、第2の人生を頑張らなきゃいけないという強い気持ちになります。


――残り試合についてはあと10試合強なのか、まだという感覚か?


 正直まだそんなにあるのっていう感じですね。時々気持ちが切れそうになったり、最後だから50何年間の格闘技生活をやってきて思いを残さないようにやらないといけないという自分との葛藤です。葛藤と言ったら格好いいかもしれないけど、そんな毎日です。


――今まで対戦してきた選手でなくなられた方も多いですが、もしなくなられた選手と引退試合ができるならどなたがいいか?


 そこまでは……。ぼくは鬼籍に入られた方たちはすべて思い出にある人たちばかりですから。誰とやりたいと言える状況ではないですね。あの世にいったら僕が一番後輩でこき使われると思いますので、覚悟してあの世に行かせてもらいます。

対戦相手はまだ考えていない

ラストマッチを行う両国国技館の相撲の壁絵の前で四股を踏む天龍
ラストマッチを行う両国国技館の相撲の壁絵の前で四股を踏む天龍【スポーツナビ】

――11月15日以降の予定は決まっている?


 何にも考えていないですね。11月15日が終わってから、そのときに考えるんじゃないのかなと思いますけど。家内には感謝しても感謝しきれない気持ちは十二分持っています。


――タレント転向もある?


島田代表 11月15日以降も出来る限り働いてもらおうと思っています(笑)。でないと、気が抜けちゃうので、第2の人生を目一杯楽しむために、母との時間を楽しむために、年内、年明けぐらいまではムチを入れつつと思っているんですけど(笑)。プロレスラーの文言が取れますので、今まで挑戦してこなかったことにもいろいろ挑戦しようと思って前向きに検討していこうと思っています。コメンテーターとか(笑)。


――と代表は言っていますが?


 この声で説明されても、字幕とかいらぬ手間がかかるのでそれはどうかなと思いますけど。こんな面白おかしく過ごしてきた人生でも、僕の話を教訓にしてくれるならそれはそれでいいと思っています。


――カツゼツで長州力さんとよく対決してきましたが、今後もある?


 カツゼツで対決? 僕は全然構わないですけど、何か長州選手のほうが「オレがあんなにカツゼツ悪くないだろう」って言っているらしいので。オレ自身は全然構わないですけど、彼の気持ちは分かりません。長州さんより自信がある? お互いそう思っていると思いますよ。僕は長州選手の飛ばし飛ばし喋る日本語はちょっと理解できない部分があります。


――引退後は福井・勝山に挨拶へ行く?


 今時間があるから時々帰えることもあるんですけど、かつやま龍魂大使にもなっていますし、それだけに勝山市の恐竜にスポットを当てられたらいいなと思っています。


――11月の最後の試合については対戦相手は?


 対戦相手は本当に僕自身が両国国技館でやれるとは想像していませんでしたし、どこでもいいから天龍源一郎のけじめとして最後の試合をできればいいかなと思ってやってきたので、対戦相手についてはまだ考えていません。相手はなるべく早く決めたいと思っています。期待に沿えていいカードを組めたらいいなとは思っています。対戦相手の希望? 希望はありませんね。場所は両国国技館ですし、無事に家族の下に帰れたらいいなと思っています。

嶋田代表「天龍革命の終わり」

■嶋田紋奈代表が会見で挨拶。嶋田代表のコメント。


 上半期11試合、私も近くで見ていて、天龍のすがすがしい姿を見ることができる実に有意義な上半期でした。これを力に、引退までの残りわずかな時間も天龍とともに精一杯プロレスを満喫していきたいと思います。

天龍源一郎の最終興行はここ両国国技館で、日付は11月15日、15時ゴングとなります。「〜天龍源一郎 引退〜革命終焉」は「革命終焉」は「revolutionFINAL」と読んでもらっても、「かくめいしゅうえん」と読んでもらってもどちらでも同じ意味になるようにさせてもらいました。天龍本人は11月13日に(プロレス)デビューしましたので、プロレス生活40周年を迎えてからの引退になります。


 終焉と口にしますと、あまりいい言葉では思わない方もいらっしゃると思いますが、天龍源一郎が行ってきたさまざまな革命という意味では、11月15日をもって終了ということと、天龍本人の次なるステージ、第2のステージへ歩みを進めるために、プロレス界の革命という意味では11月15日で終わりという括りの中でこのタイトルをつけました。


 私たちの最後の願いでもありました天龍源一郎が生まれた国技・大相撲の聖地・両国国技館で最終興行を開催する運びになったのは、たくさんの人の思いやお力添えのもとで実現したことで感謝しています。

■天龍源一郎最終興行「〜天龍源一郎 引退〜革命終焉 revolutionFINAL」

11月15日(日)東京・両国国技館 開始15:00〜



<天龍引退ロード・下半期スケジュール>

■7月27日(月)

天龍プロジェクト

東京・新木場1stRING/開始19:30〜


■8月9日(日)

九州プロレス

福岡・博多スターレーン/開始16:00〜


■8月23日(日)

DDT

東京・両国国技館/開始14:00〜


■8月30日(日)

大日本プロレス

愛知・名古屋国際会議場/開始15:00〜


■9月2日(水)

天龍プロジェクト

東京・後楽園ホール/開始19:00〜


■9月13日

ZERO1(日)

新潟・相川町民体育館


■10月4日(日)

FREEDOMS

岩手・一関総合体育館ユードームメインアリーナ/開始14:00〜


■10月5日(月)

FREEDOMS

秋田・大館市民体育館/開始18:30〜

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