前田日明が酒井パンクラス体制を高評価=RINGS三浦広光がパンクラス参戦

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元プロボクサー三浦がMMA復帰

前田日明代表率いるRINGSの三浦広光が8月のパンクラスに参戦 【スポーツナビ】

 元プロボクシング日本スーパーミドル級1位で、現THE OUTSIDERプロデューサーの前田日明率いるRings所属の三浦広光が16日、都内・パンクラス事務所で会見を開き、「PANCRACE269」(8月9日/東京・ディファ有明)に参戦することを発表した。2013年ネオブラッドトーナメント優勝のKAZZと対戦する。

 元々、大学まで柔道で活躍していた三浦。大学卒業後、総合格闘技に転向し、04年7月にパンクラスでデビュー。その後はHERO’Sや海外のWECに参戦。08年のWECではカーロス・コンディットの持つWEC世界ウェルター級王座にも挑戦(結果はTKO負け)した。09年からプロボクシングに転向すると、ボクシングの本場アメリカで5戦5勝を含む通算9戦8勝1敗(4KO)の戦績を挙げた。12年12月にはOPBF東洋太平洋王者・清田祐三に挑戦し6回TKO負けで敗れて以降は一線から退いていた。今回、前田代表に「総合格闘技にもどってみないか」と誘われて、「断る理由がなかった」と復帰を決意した。ブランクのある三浦は「実戦は2年ぐらいやっていないんですけど、やるからにはパンクラスのチャンピオンになって、もう一度UFCに挑戦したい。今までやってきたボクシングを生かしたい」と意気込んだ。

前田代表「安心して選手を預けられる」

「かつてはいろいろあったが今は安心して預けられる」と現在の酒井パンクラス体制を評価する前田代表 【スポーツナビ】

 会見に出席した前田代表は「パンクラスとはいろいろ因縁があったけど、酒井(正和)代表に代わって着実にネットワークを伸ばして盤石の態勢を築いてるので安心して選手を預けられる」と現在のパンクラスを高く評価。三浦に関しては「ボクシング技術を総合で応用している選手が少ない今、パンチの技術を磨いて戻ってきた彼がどう成長してどういう選手になっているか楽しみ」と期待を寄せると、「日本はウォーミングアップのつもりですぐに世界に行ってもらいたい」とエールを送った。

 酒井代表はまずは「時は来たっていう感じ。レベルが拮抗しているウェルター級に三浦選手が参戦することは意味がある階級になると思う」と三浦の参戦を歓迎。リングスとの提携については「対抗戦とかじゃない。昔だったら考えられないけど、世界標準に進んでいるパンクラスで、リングスのいい選手がパンクラスを通して世界に行けるチャンスがあるならその機会を作りたい」と、日本総合格闘技界の発展に向けて今後も協力していくことを明かした。

修斗王者マモル「いいファイトしたい」

修斗の第一人者であるマモルがパンクラスに参戦 【スポーツナビ】

 また、修斗フェザー級&バンタム級、KOTC世界ジュニアフライ級世界王者に輝くなど修斗軽量級の第一人者であるマモルの「PANCRASE269」参戦と複数試合契約を発表。同大会ではパンクラススーパーフライ級9位の北郷祐介と対戦する。

「最近は勝ち星が恵まれなかった時期もあって、それでも私のことを評価してもらった。期待に応えられるようないいファイトをしたい」と語ったマモル。初戦でいきなりランカーとの対戦になるが、パンクラス同級王者の清水清隆には過去に修斗で勝利していることもあり、「大きなことは言えないが、ランカーとやらせてもらえるので頑張りたい。王者への挑戦権を得られるところまで行きたい」と目標を語った。
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