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心臓手術の初代タイガーが復帰を約束
船木&5代目が欠場の初代に捧げる勝利
ファンの前に元気な姿を見せた初代タイガーはリング復帰を約束
ファンの前に元気な姿を見せた初代タイガーはリング復帰を約束【中原義史】

 初代タイガーマスクこと佐山サトル総帥が主宰するリアルジャパンプロレスの10周年記念興行「初代タイガーマスク黄金伝説〜LGEND OF THE GOLD」が11日、東京・後楽園ホールで開催され、超満員となる1763人を動員した。


 今大会には初代タイガーマスクも来場。3.20後楽園大会での曙戦後、心臓の痛みを訴え、5月中旬に精密検査を行った結果、 心臓につながる冠動脈2本が極度に細くなっている狭心症と診断され、22日に緊急手術。24日には退院し、自宅にて安静静養を続けていたが、この日はスーツ姿でリングに上がり、ジョークを交えながら病状報告を行った。「血流が広がり、今はすごく調子がいい」と順調な回復をアピールした初代は、「カムバック した時には、30年前の初代タイガーマスクと何ら変わりない姿で出て来ると約束します」と宣言。さらには、デビュー35周年とリアルジャパン10周年を記念して製作された、純金製の6000万円の黄金マスクをお披露目し、「復帰する際にはこれをかぶって試合をしたい」と、新たな野望もギラつかせた。

船木が継続参戦を志願、「初代あってのリング」

船木は欠場の初代タイガーに捧げる勝利
船木は欠場の初代タイガーに捧げる勝利【中原義史】

 メインイベントでは「初代タイガーマスク 佐山サトルプロデュース試合」として、スーパー・タイガー&タカ・クノウ組vs.船木誠勝&5代目タイガーマスク組が対戦。初代に憧れてプロレス入りを決意し、映画『新説タイガーマスク』ではタイガーマスクを演じている船木が鋭いローキックを繰り出せば、4年ぶりのリングとなる5代目も、フロントネックチャンスリー、クロスボディーと発奮。船木がクノウをハイブリッドブラスターで仕留めた。

「佐山さんが帰ってくる場所を守りたい」という思いを込めて戦った船木は、「ここは初代あってのリング。欠場の穴を埋めるのは大変だけど、『サーロインステーキを食べに行ったら、鶏のササミが出てきた』って感じ。今後も協力していきたい」と、継続参戦を志願。総合格闘技の経験者である5代目も「少しでも初代に近づきたい」と、意欲を見せた。

藤波、ピンチの息子に猛ゲキ

藤波辰爾&LEONAが親子タッグは2人で勝ち名乗り
藤波辰爾&LEONAが親子タッグは2人で勝ち名乗り【中原義史】

 セミファイナルでは、藤波辰爾&LEONAが親子タッグを組んで、アレクサンダー大塚&関本大介組と対戦。LEONAがつかまり、パワーファイターコンビに交互にボディースラムで投げられる苦しい展開となるも、ドロップキックで反撃。関本のラリアット誤爆に乗じて藤波がドラゴンスリーパーで大塚を捕獲し、2人で勝ち名乗りを上げた。

 藤波は息子のピンチにも「おまえへの試練だ」と厳しい表情を崩さず。「藤波の息子ということで、2倍狙われるかもしれないが、その分、2倍のスピードで成長していけばいい」とゲキを飛ばすと、LEONAも「はい」と応えた。

大任田「心臓には電流」初代にエール

グレート・タイガーから榛葉議員を救出した大仁田は欠場の初代タイガーにエール
グレート・タイガーから榛葉議員を救出した大仁田は欠場の初代タイガーにエール【中原義史】

“邪道”大仁田厚は矢口壹琅と組んで、グレート・タイガー&小笠原和彦組と対戦。前回の3.20後楽園大会でグレートに暴行を受けた、リアルジャパンコミッショナーで参議院議員の榛葉賀津也氏がリングサイドで見守る中、邪道軍が勝利を挙げるも、試合後、またもグレートが榛葉氏を襲撃。榛葉氏も秘密兵器の猫じゃらしで対抗するも、またもワイシャツを破かれ、無残な姿に。だが、議員の同期であった大仁田が身を呈して榛葉氏を守ると、榛葉氏も有刺鉄線バットで一矢報いた。

「いい人」アピールをする大仁田は「タイガーさんよ。心臓には電流が効く。オレの電流爆破を受けてくれ!」とリング上で叫ぶと、さらには爆破王のベルトを手に控室に向かい、初代に直訴。「次の大会までに答えを持ってきてくれ」と返答を迫った。

元DEEP王者・長谷川が白星デビュー

プロレスデビュー戦を白星で飾った元DEEPウェルター級王者の長谷川秀彦
プロレスデビュー戦を白星で飾った元DEEPウェルター級王者の長谷川秀彦【中原義史】

 元DEEPウェルター級王者の長谷川秀彦がプロレスデビュー。ウルティモ・ドラゴンとタッグで、折原昌夫&ブラック・タイガー組と対戦した。長谷川は得意のサブミッションでヒール軍団に対抗。金的攻撃など、プロレスの洗礼を浴びながらも、飛びつき腕十字固めでブラックを倒し、白星デビューを飾った。

高木裕美
静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。