近藤がW-1王座挑戦者決定4WAY戦制す 「がむしゃらさ」で王者・鈴木に挑む
4WAY戦を制しW−1王者・鈴木への挑戦が決まった近藤 【写真提供:WRESTLE−1】
近藤は17日の新宿FACE大会にて、KAI、征矢学、河野真幸との「次期挑戦者決定4WAYマッチ」を制し、鈴木への挑戦権を手に入れた。デビュー戦以来見せていない「がむしゃらさ」で鈴木に勝利するという近藤。果たして鈴木を倒し、至宝奪還なるか!?
デビュー戦以来の「がむしゃら」を出す
デビュー戦以来の「がむしゃらさ」でベルト奪回をめざす 【写真提供:WRESTLE−1】
――鈴木秀樹選手の強さを一番感じるのはどのあたりですか?
体の大きさプラス体幹の強さだと思いますね。試合を観ている中でも、彼が誰を相手にしていても身体がぶれることがないというか。あ、体幹が強いんだなっていうのを感じましたね。僕の経験からして、身体を作り上げた人とは違う本当の強さと言うか、ナチュラルな強さを持っているんだなと。あとはそれをプロレスに表現する、プロレスに出してくるのが物すごく上手いと思います。技一発一発の重さも含めてですけど、そこが鈴木の強さなのかと思います。
――単純にパワーで闘っても難しい相手という印象だという事ですか?
そうですね。逆に言ったら彼よりもスピードはあると思いますし、プロレスは別に力強さだけではないので。そこは頭を使って。さらにがむしゃらさっていうのをこの試合で僕が出せたら勝機はあるんじゃないかと思います。
――過去にがむしゃらさを出していた頃っていうのはいつ頃でしょうか?
たぶんデビュー戦ぐらいじゃないですか? あとはたぶん僕がむしゃらに試合はしていないと思いますよ。がむしゃらさよりもいかに頭を使ってというか、戦い方としては将棋とかに近いかもしれないですね。どこかで冷静さを保ちつつ試合をしていた部分があるので。キャリア的にはがむしゃらにいってもそういう冷静さは失わずにいけるんじゃいないかと思うので。だからがむしゃらさを出してみようかと思います。
――具体的に勝機を見出すポイントは何か浮かんでいるのでしょうか?
穴というところで言ったら逆にその強さが穴になるんじゃないですかね。たぶん弱いところを見られたくないという意識があるのかと思うので。僕はカッコ悪くてもいいからフォールを奪うなり……まぁ関節じゃ勝てないでしょうから、とにかくワン、ツー、スリーを獲ればプロレスは終わる。そこを突いていきたいですね。そういった意味のがむしゃらさです。
――どんな勝ち方であれ結果が一番重要という事でしょうか?
そうですね。ここはベルトを獲り戻すことが最優先になると思うので。僕の頭にあるのはそれだけです。
僕がW−1をやってきた集大成になる
【写真提供:WRESTLE−1】
ベルト自体はできたばかりなんでぶっちゃけそこまで思い入れっていうのはないんですけど、僕の思い入れっていうのはWRESTLE−1という団体に対しての思い入れは強いですね。旗揚げ当初に無差別級でやるといったのが、2年経ってここでやっと花が咲くのかどうかということだと思うので。ここが、僕がWRESLE−1をやってきた集大成になるのかと思っています。
――がむしゃらさがデビュー戦以来とのことですが、そのがむしゃらさを出すためのトレーニングなどは行っているのでしょうか?
練習方法はいろいろとやっているんですけど、最近トレーニングマスクを購入いたしまして。高地トレーニング。まぁがむしゃらさを最後まで発揮するには肺活量の問題も出て来るので、そこの部分を強化して試合に挑みたいと思っています。あと、この試合の前にどこかでキャンプをはって。この試合のための身体の調整をしようかと思っています。何人かトレーニングをする上で協力も得られればと。船木さんとか。彼に対する対策とか船木さんは知っていると思うので。船木さんには練習相手になってもらえるとありがたいなとは思っています。
■「WRESTLE−1 TOUR 2015 OUTBREAK」
6月18日(木)東京・後楽園ホール 開場17:30 開始18:30
<WRESTLE−1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
[王者]鈴木秀樹
[挑戦者]近藤修司
※鈴木秀樹は2度目の防衛戦
<Road to KEIJI MUTO スペシャルシングルマッチ>
武藤敬司
Road to KEIJI MUTO優勝者