潮崎が5冠王&宮原が初の世界タッグ戴冠=全日本プロレス
世界タッグ王座を奪取した潮崎(右)はヘビー級の5本のベルトを独占。宮原は平成生まれ初の王者に 【横田修平】
メインイベントの世界タッグ選手権試合では、潮崎豪&宮原健斗組が、曙&吉江豊組を破り王座初戴冠。潮崎は三冠ヘビー級王座と合わせ5冠王となり、宮原は平成生まれ初の世界タッグ王者となった。
宮原がスーパーヘビー級2人を相手に大奮闘
宮原は巨漢・吉江を両腕をロックしたパッケージジャーマンで粉砕 【横田修平】
だが、苦悶する潮崎の分まで26歳の宮原が大奮闘。CC公式戦では曙から大金星を奪っている宮原は、この日もスーパーヘビー級2人を相手に物怖じせず。吉江の巨体をジャーマンスープレックス、ブレイクハートで持ち上げてマットに叩きつけると、両腕をロックしたパッケージジャーマンスープレックスで弧を描いて突き刺し、3カウントを奪った。
潮崎は曙戦へ三冠王座死守を宣言
SUSHI奮闘も悲願アジアタッグ奪取ならず
悲願のアジアタッグ王座奪取に失敗したSUSHIをなぐさめる秋山 【横田修平】
これまで、めんそ〜れ親父、曙といった様々なパートナーと同王座に挑んでは敗れ去ってきたSUSHIは、秋山にタッグ結成を懇願。並々ならぬ気迫でベテラン2人に向かっていくと、秋山のエクスプロイダーのアシストを受け、金丸にカツオの一本釣り、TEKKAMAKIと必殺技オンパレードを仕掛けるが、いずれもカウント2。ならばと、秋山直伝の秘技ブルーサンダー解禁を狙うが、金丸に丸め込まれて3カウント献上となった。
「あれだけ頑張ったSUSHIを初めて見た」と挑戦者の奮闘を評価はしたものの、まだまだ高い壁であることを見せ付けた王者組。ウルティモは「この2人でなら、僕らにしかできない世界が作れる。ヘビー級相手でも、防衛はどんな手を使ってもできる」と、さらなる防衛記録の更新と、独自のアジアタッグワールドの構築に絶対的な自信を見せ付けた。
IGF藤田来場せず…諏訪魔「逃げた」
諏訪魔は後楽園ホールに来場しなかったIGF藤田に怒り爆発 【横田修平】
試合を終えた諏訪魔は「オレは純粋にいちレスラーとして藤田和之と戦いたい。オレはもう決心固まってるんだよ。それをこうやってスカすというのは、逃げてるんじゃないかよ」と来場しなかった藤田への怒りをぶちまけつつ、改めて藤田戦実現を訴えた。
5・21後楽園で世界ジュニアヘビー級王座をう鈴木鼓太郎と石井慧介がタッグで前哨対決。石井は序盤から気迫を全面に押し出していくと、鼓太郎のパートナーの中島洋平を必殺のニールキックで破った。
白星は飾ったものの、鼓太郎にはニールキックを両腕でブロックされた石井は「ガードされてもガードごと吹っ飛ばす。ガードできなかったら確実に一撃で仕留める。必殺技を21日までに磨きたい」 と、さらに強化したニールキックでの完全勝利を予告した。
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