『ランボー/怒りのサバイバルラン』 走って撃って!新イベントに挑戦

しべ超二

スタスタローン、決死のミッションに挑む!

戦闘態勢のスタスタローンさん、しかしスタート後の爆破で…… 【スポーツナビDo】

「大佐、今度は勝てますか?」

「それはお前次第だ」

 なんてランボー第2作でのやり取りをスタスタローンさんと繰り広げつつ、いよいよサバイバルランがスタート。と思いきや、いきなりゲート横で熱風を感じるほどの大爆発が発生! これには思わずスタスタローンさんも“驚いて口がゆがむランボー”状態だ。

やっぱりジャングルにランボーはよく馴染む 【スポーツナビDo】

 サバイバルランはタイムや順位をつけず服装の規定もないため、ミリタリー系はもちろん巨大アフロといった仮装しているランナーが周囲にはチラホラ。遅咲きの桜を眺めつつ、心地よい日差しと風を浴びて進むと、何だか昔楽しんだフィールドアスレチックの気分だ。

 そうこうするうち設置されたロープを使って斜面を降りる「秘境のジャングル」に遭遇。スタスタローンさんがいい顔して降りていく。やっぱりジャングルにランボーはよく馴染む。

「ミッション1:いたずらなキャットウォーク」 【スポーツナビDo】

 その後「ミッション1:いたずらなキャットウォーク」を経て、色とりどりのロープが張り巡らされた「ミッション2:戦慄のクモの巣」は、よく映画やテレビで見られる、触ればケガをする赤外線のトラップといったところか。またいでくぐって、どこかを切り落とされることなく無事に生還。ガッツポーズがランボーではなくロッキーになっているが、そこはスタローン好きの宿命です。

「ミッション2:戦慄のクモの巣」をクリア後、思わずランボーではなくロッキーになってしまった 【スポーツナビDo】

あまり揺れなかった「ミッション3:ぐらぐら丸太のハッスルロード」 【スポーツナビDo】

 そして、そんなに揺れなかった「ミッション3:ぐらぐら丸太のハッスルロード」の後は、身を隠すバリケードが点在する「ミッション4:伏兵のラビリンス」へ。コンクリートジャングルで磨かれた野生の勘が騒いだようで、スタスタローンさんは敵の気配を察知し臨戦態勢に。まぁ、身を潜めたスナイパーに見事撃たれてしまったのですが。このあたりはさながらスタンリー・キューブリック監督作『フルメタル・ジャケット』のようでもあった。

「ミッション4:伏兵のラビリンス」でスタスタローンさんは敵の気配を察知し臨戦態勢に 【スポーツナビDo】

しかし、伏兵にあえなく撃たれてしまった 【スポーツナビDo】

クリフネットにほふく前進、最後は射撃

「ミッション5:縦横無尽のクリフネット」は自然とテンションが上がる! 【スポーツナビDo】

 気を取り直して進んだ我々は、続いての「ミッション5:縦横無尽のクリフネット」へ。これに似た訓練も、やはり『フルメタル・ジャケット』で見たが、スタローン作品には『クリフハンガー』もあるから、否応なしにスタスタローンさんのテンションも上がる。こちら、それこそ昔同じような遊具で遊んだ記憶があるのだが、加齢かはたまた体重の増加なのか、思った以上にキツい。ちゃんと鍛えないとやはりダメだと日々の生活を見直し、トレーニングを促されました。

「ミッション6:史上最速のほふく前進」ではスタスタローンさんならずともランボー気分が味わえる 【スポーツナビDo】

 そして来ました、「ミッション6:史上最速のほふく前進」。思えば子どもの時にやったかも、ぐらいで真剣にはやったことのないほふく前進だったが、実際にやってみるとこれがまた実に楽しいもの。第3作にあったシーンを思い出し、スタスタローンさんならずともランボー気分が味わえる。

「ミッション7:難攻不落の脱出ルート」は刑事ドラマ気分で 【スポーツナビDo】

 この後は障害物を刑事ドラマ気分で乗り越える「ミッション7:難攻不落の脱出ルート」をクリアし、いよいよ最後のミッション「ミッション8:狙い撃ちの森」へ。ここでは赤外線のトイガンを使い、10個並んだターゲットを狙い撃ちしていく。最初はなかなか当たらずズッコけていたスタスローンさんでしたが、後半からランボーぶりを発揮し当てまくっていたのは動画の通り。そして遂にゴールし、思わず「エイドリアーン!」と口にしてしまうのはやはりスタローン好きのサガだ。

遂にゴール! そして「エイドリアーン!」 【スポーツナビDo】

みんなもサバイバルランを愛してほしい!

ラン後はジープに乗ったり、バズーカを持たせてもらったり、サバイバルランならではの楽しさが味わえる! 【スポーツナビDo】

「“いろんなランボーの名シーンから取って作ってるんじゃないの?”って思わせるぐらいのコースで、気持ちよかったしストレス発散にもなって楽しかったです」とスタスタローンさんは感想をコメント。さらに「走るだけじゃないのがいいですよね」と、ジープに乗れたり本物のバズーカを持つことができたり、はたまた快走後のバーベキューに舌鼓を打ったりといった、サバイバルランならではの楽しさを語っていた。
 最後は「俺たちがサバイバルランを愛したように、みんなもサバイバルランを愛してほしい! それが望みだ」と、ランボー第2作でのラストのように語り、家路についたスタスタローンさん。空気のうまい自然豊かなシチュエーションでKIDSエリアも用意と1日家族で満喫できるイベントのため、今秋の開催が決定した第2回サバイバルランの際は周りの人とぜひ参加されてはいかがだろうか。

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著者プロフィール

映画ライター。ペンネームは『シベリア超特急2』に由来し、生前マイク水野監督に「どんどんやってください」と認可されたため一応公認。日本のキング・オブ・カルト、石井輝男監督にも少しだけ師事。プロフィール画は芸人ネゴシックスの手によるもの。

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