「体幹で走る」とはどういうことか? 青山剛のランニングナビ
【Getty Images】
今回は、いま話題の「体幹」について触れたいと思います。この言葉はかなり世の中に浸透してきていますが、ひと昔前にはその言葉自体、われわれアスリートやコーチの間でも、あまり聞かれませんでした。
「体幹主導」は運動の効率化につながる
【撮影:真崎貴夫】
もうちょっと分かりやすく言えば、枝葉=腕や脚は疲れやすく、胴体=体幹は疲れづらい、といった解釈をするとよいと思います。腕や脚は俊敏に動かせたり、さまざまな細かいコントロールをつけることができますが、それぞれの筋肉が小さく疲れやすいので、なるべくなら疲れにくい「体幹主導」で体を動かせるようになることが、運動の効率化につながると言われています。