【K−1】木村ミノルがHIROYAに暴言連発!?=久保優太は左右田戦へ「いい勝ち方を!」
木村「身体的には過去最高」
ことし1月に日本人無敗のゲーオから大金星を挙げた木村。HIROYA戦へ向けてコンディションの良さをアピールするとともに、口も絶好調だった 【(C)M-1 Sports Media】
前回大会ではK−1 WORLD GP−65kg初代王者ゲーオ・フェアテックスから勝利を収め、注目を集めた木村。HIROYA戦を前にした公開練習でも気迫のこもったシャドーボクシングを見せ、パンチのミット打ちでは強烈なボディブローや右フックなど、持ち前の強打をこれでもかと見せつけた。
公開練習後の囲み取材で木村は「身体的にも過去最高に仕上げています。ハードな試合になることを見越してハードな追い込みをしています」。それだけHIROYAを強敵だと捉えているのかと思いきや「自分にそう言い聞かせているだけ。HIROYA選手が強いんじゃなくて、自分のモチベーションを上げるために過去最高にハードで厳しくて辛い試合になるというのを覚悟して練習している」のだという。
ゲーオ戦勝利の慢心全くない
1月のゲーオ戦では、序盤に劣勢だったものの3Rにダウンを奪って判定勝ちを収めた 【中原義史】
あくまでHIROYA戦はその目標を達成するための一試合に過ぎず「(HIROYAどうこうじゃないと思っていたら)足元をすくわれるから、そういう意味では対策も立ててますよ。自分は超一流の場所でアスリートして輝くことを計画しているから、そこには絶対に辿り着きたい。そのためにも確実に勝たないと、そこまで登れないので油断はしていない。全力でコツコツと勝つ試合をするし、自分の夢はビッグマウスでもなんでもない」と言ってのけた。
もちろんゲーオに勝ったことで掴んだものもある。目に見えない部分で磨きがかかったという木村は「はっきり形に分からない部分での進化を感じているし、そこが大事な部分。パンチのスピードや技術に差がなくても、それ以外のところで差がつくのが、この競技。その点、自分は何かを掴めていると思う。それが簡単に試合で出せるとは思っていないので、いつも以上にいい意味で不安もあるし、緊張感もある。俺は準備した練習や対策を潰されても勝てる選手だから、もしHIROYA選手がそうだったとしても俺が勝ちます」とファイターとして一段階上がった手応えを感じている。
HIROYAは穴だらけ過ぎる
HIROYA戦で戦慄のブラジリアンフックが火を噴くか!? 【中原義史】
それでも止まらない木村は「彼は魔裟斗選手が現役だったころのK−1に出ていたのに口下手で盛り上げるのが下手で逆にすごい。自分のつまらなさを貫くキャラはさすがだと思う。そこは本当にリスペクトしているんで、俺が褒めてたって言っておいてください。あんまりけなすと怒っちゃうから。俺がリングでHIROYA選手を追い回して、試合中にHIROYA選手が葛藤しているところをニコニコして見ながら『どうしたの?』っていうような楽しい試合になると思う」と不敵に笑って見せた。
試合まで1カ月を切り、いよいよ戦闘モードといった雰囲気を漂わせていた木村。戦慄のブラジリアンフックでHIROYAを叩き潰すか!?
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