川淵「ホームアリーナは必ず設置する」 NBL/NBDL意見交換会<プロ形態>
NBLチームの交換会:川淵チェアマンあいさつ
“地方創生”における体育館・アリーナの新設や改築の重要性を、各チームの代表者へ説いた川淵チェアマン 【スポーツナビ】
昨日の説明会で言いそびれたんだけれど、“地方創生”と今は言われていて、体育館・アリーナの新設や改築に関して、地方の活性化にこれほど適したものはないという自信を持った発言がなかった。“地方創生”と絡めて、秋田が一番の例ですけれど、そういうことを訴えながらホームアリーナを作っていくんだと。タイミング的に今ほど良い時期はないのに、そういう発想が皆さんの中から出てこないことは残念な思いがありました。予算の引き出し方に対する工夫も皆さんで協力してやっていければいいなと思います。秋田県の(佐竹敬久)知事がいくら(アリーナ建設反対だと)言っても、地元のチームそのものはより良いアリーナを作り上げるという意欲に燃えていますし、われわれもそれに対して全面的に協力していきたいと思っています。
イメージ的に兵庫という名前とか、リンク栃木というと、リンク栃木はリンク宇都宮よりはいいのかなという気もするけれど、名前によってイメージがある。差別化しているわけではないけれど、ある地域性というものを明確に表現できる方が、地元の人が応援しやすいということにもつながる。そういうことから言っても、名前を変えるタイミングでもあるので、トータル的に支援のされ方や仕方、ファンの付き方も考えて、これをきっかけに検討してもらえればなと思っております。
皆さんの方から質問があれば遠慮なくどうぞ。
NBLチームの交換会:質疑応答1
川淵 そのことについて昨日は曖昧模糊(もこ)とした言い方になったんだけれど、少なくともマーケティングである程度の収入が得られて、ある程度の配分金を捻出できた場合、それを原資としてユースチームを持ってくださいと言いやすくなる。現状の財務状況を見て、ユースを持てと言うには負担が大きすぎるかなという面が片一方にある。そんなことを考えていてはチームの発展はないのだけれど、少なくともU−15とU−18の2つは最低持ちなさいとは言えない。若手を養成・育成するチームは、ぜひ新リーグができるときには必ず持ってくださいというイメージなんです。
若手のチームを一つ、例えば16歳に限ったチームでも構わないし、そういうものを育てていく覚悟で、指導者を付けてこのチームをちゃんとやっていくという表明をしていただく。何もないというのでは、ちょっと将来を考えると良くないと言いますか、プロチームとしての資格なしという感じになりますね。「U−○○」という言い方が明確にできないので、ユースチームを持つことという表現になっています。要するに、若手の育成機関を持つようにしてくださいという意味です。
僕の印象を言うと、U−15くらいのチームを持った方が選手を集めやすいかなと思わないこともない。それは自分たちで将来のことを考えて、例えば、U−15のチームで行こうということを決心して、そのチームからスタートするでもいいと思います。それは各チームの考え次第です。