３月１０日、１１日に東京ドームで対戦する野球日本代表「侍ジャパン」と欧州代表が９日、ＱＶＣマリンフィールドで記者会見を行った。侍ジャパンからは小久保裕紀監督と広島・大瀬良大地、欧州代表からはスティーブ・ヤンセン監督とオリックスのアレッサンドロ・マエストリが出席。試合への意気込みや、１１日で発生から４年を迎える東日本大震災からの復興に対する思いを語った。

――明日、明後日の２試合への意気込みを教えてください。

大瀬良　侍ジャパンに選んでいただいて光栄に思っています。選んでいただいた以上は誇りとプライドを持って一生懸命がんばりたいと思います。

小久保監督　今回は３月の２試合だけですが、今年の秋にはプレミア１２もあります。それにつながるように代表として集まる時間を大切にしながら、次につながるような試合にしたいと思います。

ヤンセン監督　侍ジャパンとこのような機会をいただき大変ありがたいです。欧州を代表して来ていますが、ベストを尽くしてがんばりたいと思います。世界ランク１位の野球大国日本との対戦をとても楽しみにしています。

マエストリ　欧州の代表が日本に来てプレーする機会をいただけてとても感謝しています。

――現在のコンディションは？

大瀬良　状態はとてもいいと思います。しっかりと今持っている力を出し切りたいです。

小久保監督　それぞれの選手が自分のチームでオープン戦を戦っていて、開幕を２週間後に控えているなかでまだ調整中の選手もいると思いますが、与えられた場所で持っている力を最大限に発揮してくれると思います。日本のファンにとって欧州の野球を目にしたことは少ないでしょうし、われわれも選手が対戦して感じるものがあると思うので、楽しみにしています。

ヤンセン監督　雨が続いて屋外で練習する機会がなく残念ですが、調子はとてもよいと思います。

マエストリ　いよいよ試合が迫ってきたのですが、欧州野球を全面に出していきたいです。