藍、美香、さくら…なでしこ逆襲の予感!=ISPSハンダ女子オーストラリアOP
W宮里に見えている復調の兆し
開幕2戦目のピュア・シルク バハマLPGAクラシックでは宮里美香が19位と久々のトップ20入り。復調の兆しが見えてきた 【Getty Images】
現地時間2月19日、豪ロイヤル・メルボルンGCを舞台に幕を開けるISPSハンダ女子オーストラリアオープンには藍&美香のダブル宮里をはじめ、上原彩子、野村敏京の常連組、さらにはルーキーの横峯さくら、スポンサー推薦により久保啓子の出場が決まった。
昨シーズン不振を極めた日本勢だが、開幕2戦目のピュア・シルク バハマLPGAクラシックでは宮里美香が19位と久々のトップ20入り。藍も課題のパッティングに光明が差し24位タイとまずまずの結果を残した。
賞金シードを落とし出場が危ぶまれたダブル宮里が、こうして出場権を得たからには開幕第2戦で見せた復調の兆しを、より一層確固たるものとしたいところ。
「ショットの精度が安定している」と美香が言えば「開幕戦とバハマでパッティングのフィーリングに手応えを感じることが出来た」と藍も清々しい表情を浮かべる。経験豊富な2人がけん引車となり、相乗効果で再び“なでしこ旋風”を巻き起こして欲しい。
優勝候補筆頭は17歳のコ
17歳にして同ランク1位に躍り出たリディア・コ(ニュージーランド)、開幕戦の覇者チェ・ナヨン(韓)、期待の新人ミンジ・リー(豪)らがしのぎを削る。
しかしコと世界ランク1位の座を争う朴仁妃(韓)とステーシー・ルイス(米)はお休み。ナンバーワンを巡る熾烈な闘いを優位に進めるためにも、コは今大会で出来るだけポイントを稼いでおきたい。そういった意味でもデビュー以来常に周囲の期待を上回る成果を上げてきたコが優勝候補の筆頭と言って良さそうだ。
横峯らルーキーらの動向にも注目
「新人の当たり年」といわれる今シーズン、国内ツアーで23勝を挙げ賞金女王のタイトルを持つ横峯にも優勝争いの一角を担うチャンスは十分だ。
舞台はロイヤル・メルボルンGC。男子のワールドカップやザ・プレジデンツカップなどビッグイベントを開催してきたオーストラリアきっての名門で新たなドラマの主人公になるのは果たして……!?
開幕のベルはもうすぐ高らかに鳴り響く。
●川野美佳/かわの・みか
東京生まれ。通訳のかたわらゴルフ雑誌、新聞、インターネットなどで執筆活動を行い、翻訳も手がける。主な訳書に『タイガー・ウッズ/私のゴルフ論』『ブッチ・ハーモンの勝者のゴルフ』『ゴルフ54ビジョン』ほか。
◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆
ISPSハンダ・オーストラリア女子オープン
・第1日 2月19日(木)午後1:00〜WOWOWプライム ※無料放送 ※生中継・第2日 2月20日(金)午後1:00〜WOWOWプライム ※無料放送 ※生中継・第3日 2月21日(土)午後1:00〜WOWOWライブ ※生中継
・最終日 2月22日(日)午前11:00〜午後5:00 WOWOWライブ 生中継・総集編 2月25日(水)午後5:45〜WOWOWライブ
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