瀬古利彦氏に聞く東京マラソン 魅力、楽しみ方、直前の調整方法

スポーツナビDo

瀬古利彦とパンキーズ

【スポーツナビDo】

――今年も東京マラソンは10倍以上の倍率だったみたいですし、みなさん、マラソンが楽しいんでしょうね。

そうでしょうね。それに、東京マラソンの盛り上がりが地方のマラソン大会も引っ張ってきたんで、ますますマラソンの人気が全国的に盛り上がっていきそうですね。

――相乗効果でマラソン文化がますます日本に根付いていきそうです。

はい。そういえば毎年、東京マラソンのゴール地点で私が音楽を演奏するんです。『瀬古利彦とパンキーズ』というバンドで。その演奏も楽しみにしてほしいですね。国際展示場前の有明プロムナードでやっていますんで。

――瀬古総監督も何か楽器を担当されるんですか?

今年は歌とダンスだけですが、以前はドラムをやっていました。沿道でそういう音楽とかパフォーマンス、応援、それも東京マラソンの1つの楽しみ方ですよね。あと、ボランティアも人たちも忘れてはいけないですね。給水とか高校生のボランティアもいますからね。

全部が自分の応援と思って

――東京マラソンまで残りわずかとなりましたが、出場する市民ランナーの人たちは本番までどういう心がけで臨めばいいのでしょうか?

不安だから練習しちゃう人が結構いるんですけど、あまり練習しない方がいいですね。逆に力をためて、当日にいい体調で臨めるようにした方がいいですね。それが一番大事だと思います。疲れが残っちゃったなぁという体調では話になりませんから。フレッシュな体で本番を迎えてほしいですね。

――練習しすぎて疲れちゃって、本番ボロボロでは今まで何をやってきたのか……ということになりますね。

そうそう。欲をかいてやっちゃうんですよね、不安だから。それは市民ランナーに限らず、我々でもやっちゃいますし、一流選手でもあることなんです。でも、それではダメですね。2週間前で練習はだいたい終わっていますから。

――では最後に、東京マラソンに出場するランナーに向けて、瀬古総監督からアドバイス、エールをお願いします。

はい。もうこんな大都会のど真ん中を走れる人は幸せだと思います。応援してくれる人もいっぱいいますから、全部自分を応援してくれていると思って走ってください。応援からたくさんのパワーをもらえますよ!

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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