新車続々…F1合同テストの注目点は? シーズン開幕へ準備着々と進む
マクラーレン・ホンダ新車発表は29日
ウィリアムズは先陣を切って新車FW37を発表。今後、各チームの新車が続々と発表される 【写真:ウィリアムズ】
まずは新シーズンを迎えるにあたって、オフシーズンにどんなことが起きたのか、ドライバーの移籍や気になるホンダの動向など、情報を簡単にまとめてみたい。
グランプリ数は1992年以来となるメキシコGP開催が決定し、昨年の年間19戦から年間20戦となった。これは過去最多のグランプリ数で、3月15日の開幕戦オーストラリアGP決勝から、11月29日の最終戦アブダビGP決勝まで、実に9カ月間にわたる長いシーズンとなる。
チャンピオンコンビと新勢力
マクラーレン・ホンダはアロンソ(左)とバトンのチャンピオンコンビで臨む 【Getty Images】
もうひとつの注目は、新勢力の台頭だ。ベッテルが抜けたレッドブルには、20歳のダニール・クビアトがトロロッソから移籍。そのトロロッソは、17歳ながらF3からいきなり抜てきされたマックス・フェルスタッペンと、ラリーの世界では誰もが知るスペインの英雄、カルロス・サインツの息子である、カルロス・サインツJr.がコンビを組む。サインツJr.もまだ20歳とあって、25歳のダニエル・リカルド(レッドブル)が若手に見えない、超若手布陣でレッドブル軍団(トロロッソはレッドブルのジュニアチーム)はシーズンに挑む。
ケータハム、マノーにもまだ可能性
ちなみに、マノーは16年から新参戦が決定している米国のハースF1チームが債権者オークションでマルシャ時代の機材を購入したという噂があり、それが本当ならば、今シーズン、ハースF1チームはマノーの車両と名前で1シーズンを走って経験を重ね、16年に満を持してハースF1チームと改名してくる可能性もある。他にチームとして話題なのは、ルノーからメルセデスにエンジン変更したロータスくらいだろうか。