東福岡・藤元監督「一つ一つの積み重ね」=春高バレー男子 優勝監督・選手コメント
永露「コートの外でどう過ごすのか」
チームの強さの原動力として「コートの外でどう過ごすのか」を挙げた永露。日ごろから細かいごみ拾いや私生活でどう過ごすかを大事にしてきたという 【坂本清】
森 東福岡の強みと言えば、一人一人が全力を出し切ることだと思います。
竹下 自分は全国のどのチームよりもごみを拾ってきた自信があります。そういうところが勝ちにつながってくるのだと思います。
永露 コートの中は当たり前ですが、コートの外でどう過ごすのか。バレーの神さまに見られるところもあると思うので、そこの差で勝つことができたと思っています。
谷口 コートの周りのプレーしていない人たちがどれだけサポートしているかという部分が日本一だったので、勝てたのだと思います。
金子 自分は私生活を大事にしていて、コートの中だけまじめにやるのではなく、私生活からきちんとした行動をしてきたからだと思います。
古賀 コートの外での私生活がちゃんとしていれば、コートの中でもそれができると思います。細かなごみでもきちんと拾うことがチームの団結力につながっていると思います。
井口 強みは人間性だと思います。藤元先生も言われるのですが、勝負できるのは人間性あってこそだと思うので、私生活から人間性を高めてやってきたことが良かったと思います。
――藤元監督に質問。02年の就任からチームを作り上げてきた過程を教えてほしい。
藤元監督 当初は話すのがお恥ずかしいくらいのチームでした。初代の子たちには本当に厳しく練習しました。厳しく練習をして、本当に毎年1段階ずつ上がってやってきました。これまで卒業したOBたちが血の汗が出るような練習を積んできて、それを体現してくれたおかげだと思います。次の年の子たちは次の目標がより間近に見える。一つ一つの積み重ねを同じようにやってきて、地区の1回戦から(ここまで)来ました。OBたちの苦労と歴史があり、その中で東福岡高校に預けてくださった中学校や小学校の先生方、みなさんの力でここまで来れたと思っています。