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W−1王者・武藤が征矢にギブアップ負け
チーム246が若手コンビ下しV3に成功

千載一遇のチャンスに燃えた征矢

W−1王者・武藤は征矢に対して王座挑戦への査定試合を組んだが、ヒザが悲鳴を上げてギブアップ負け。「やってやるって!」と30日後楽園大会の挑戦者として征矢を指名した
W−1王者・武藤は征矢に対して王座挑戦への査定試合を組んだが、ヒザが悲鳴を上げてギブアップ負け。「やってやるって!」と30日後楽園大会の挑戦者として征矢を指名した【横田修平】

 WRESTLE−1新年初興行となる11日の「WRESTLE−1 SUNRISE TOUR 2015〜New Year Love〜」東京・後楽園ホール大会では、満員となる1150人を動員した。


 WRESTLE−1チャンピオンシップ王者の武藤敬司は、「査定試合」で挑戦を訴えていた征矢学に屈辱の白星を献上。「やってやるって!」と、30日の後楽園大会でのタイトルマッチを受諾した。


 武藤は大ベテランのヒロ斉藤と組んで、AKIRA、征矢組と対戦。「new Wild Order」を名乗る征矢組に当てつけるかのように、本家nWoのテーマ曲で入場すると、ドラゴンスクリュー、シャイニングウィザード、フラッシングエルボーなどを繰り出していく。だが、千載一遇のチャンスに燃える征矢は、ドラゴンスクリューでやり返すと、ワイルドボンバー、さらにはかつての師匠・長州力の必殺技であったサソリ固めを披露。「暮れから正月にふしだらな生活を送って、コンディションが良くない」という武藤のヒザに悲鳴を上げさせ、ギブアップ勝ちをもぎ取った。

武藤は征矢戦へ「やってやるって!」

千載一遇のチャンスに燃えた征矢は師匠・長州力のサソリ固めで武藤からギブアップを奪った
千載一遇のチャンスに燃えた征矢は師匠・長州力のサソリ固めで武藤からギブアップを奪った【横田修平】

 当初、参戦予定だった越中詩郎の負傷欠場により、降って湧いたヒロとの久々のタッグ結成にも、結果を残せなかった武藤は「すみませんでした」と大先輩に謝罪。一方、征矢からの挑戦表明には「やってやるって!」と、越中の決め台詞を流用して、受けて立つ覚悟を固めた。


 ついに王座挑戦にこぎつけた征矢は「ついにメインディッシュに手をつける気になったか」と、自身を霜降り牛肉に例えてご満悦。新チャンピオンとなった自分を想像して、うっとりした表情を浮かべた。

デスペラードがチーム246に実力行使

3度目の防衛に成功したカズ&近藤のチーム246をデスペラードが襲撃。次期挑戦権を実力行使で手に入れた
3度目の防衛に成功したカズ&近藤のチーム246をデスペラードが襲撃。次期挑戦権を実力行使で手に入れた【横田修平】

 メインイベントのWRESTLE−1タッグチャンピオンシップでは、カズ・ハヤシ、近藤修司のチーム246が、中之上靖文、児玉裕輔組を下し3度目の防衛に成功。だが、試合後はデスペラードのKAZMA SAKAMOTO、土肥孝司の襲撃に遭い、ベルトを強奪されてしまった。


 挑戦者組はいきなりの奇襲攻撃を仕掛けると、その後も機動力を駆使して王者組を翻弄。がむしゃらな攻撃でダイビングエルボードロップ、ドラゴンスープレックスなどを繰り出し、あわやという場面を作り出す。だが、カズがパワープラントで児玉の動きを止めると、近藤がキングコングラリアット2連発で中之上を打ち砕いた。


 ベテランの意地と覚悟を見せ付けた王者組だが、直後にデスペラードの襲撃に遭い、リング上でダウン。「ベルトに挑戦させろ」という訴えに無言を貫くと、デスペラードはバックステージでもチーム246を再襲撃。ベルトをそのまま持ち去る実力行使で、次期挑戦を決定的にした。

KAIが真っ向勝負で船木から勝利

大先輩である船木との真っ向勝負に勝利したKAI。今年は浜とのタッグ王座、そしてシングル王座を狙うことを誓った
大先輩である船木との真っ向勝負に勝利したKAI。今年は浜とのタッグ王座、そしてシングル王座を狙うことを誓った【横田修平】

 スペシャルシングルマッチとして船木誠勝vs.KAIが一騎打ち。自称「WRESTLE−1のエース」KAIが、大先輩に真っ正面から切り込んでいくと、重たい打撃や鋭い関節技に苦戦しながらも、ハイブリッドブラスターを阻止して、サンダーファイヤーパワーボムで勝利した。


 KAIのエース宣言に対して船木は「師匠という存在は、戦って乗り越えるか、飛び出して新団体を作るか、そういうもの。力になると言ってぶら下がっているだけでは、この団体は潰れる」と辛辣なエール。これに対し、KAIも「2015年はチャンピオンになる」と、シングル王座も視野に入れつつ、まずは浜亮太とのレッドシリウスでタッグベルトを狙っていきたいと訴えた。

高木裕美
静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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