ラグビー日本代表、W杯イヤーがスタート 「勝てる可能性を増やすことは全部やる」

構成:スポーツナビ

初のW杯準々決勝進出を目指す日本代表、エディー・ジョーンズHC 【写真:伊藤真吾/アフロスポーツ】

 ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は5日、9月にイングランドで開幕するラグビーワールドカップ(W杯)の日本代表一次候補選手41名を発表した。
 ジョーンズHCは「W杯では準々決勝進出が目標。やらなければいけないことはたくさんあります」と語り、これからの準備について説明した。テーマごとにジョーンズHCのコメントをまとめた。
(一次候補選手一覧は3ページ目に記載)

一次候補選手について

昨秋に日本代表デビューを果たしたレレイマフィは負傷で選考されず 【写真:伊藤真吾/アフロスポーツ】

「この選手たちがW杯に出場する可能性が高くなります。リストにいない選手も見ていますが、外れた選手たちは足りないところを改善しないと代表に入れません。今回、選ばれていない選手には理由を説明してあります。

 怪我で選んでいない選手が2名います。レレイマフィ(NTTコミュニケーションズ)と山沢拓也(筑波大)です。一日も早く復帰して代表に戻って欲しいと祈っていますが、状況を見る限り難しいと思っています。

(代表でテストマッチ出場がない選手4名について)宇佐美和彦(キヤノン)はトップリーグでも一、二を争う長身の選手(197センチ)でジャンプのポテンシャルがあります。国際舞台で戦える次代の選手になると思っています。
 ホラニ龍シオアペラトゥー(パナソニック)は大きくて強い。スクラムが劇的に良くなっています。
 村田毅(NEC)は日本生まれのバックローとして将来が期待できる選手として見てきました。ラインアウトで賢く、ジャンプもできる選手です。
 ベネット(キヤノン)はマオリ戦の合宿から見ています。スピードがあり、ラインブレイクの能力があります」

W杯直前の試合について

「9月5日にグロスターでグルジアと戦う前に、国内で3試合(対戦相手未定1試合、ウルグアイと2試合)があります。その3試合もうまく活用してW杯に備えていきたいと考えています。

 W杯では4試合があり、そのうちの2試合は人工芝と天然芝が混ざったグラウンドになります。南アフリカ戦とサモア戦はそういうタイプのグラウンドです。残り2試合はグロスターで行われます。グロスターは雨が降るとグラウンドが重くなり、逆に降らないと固くなります。重いグラウンドは選手たちも欧州遠征で経験があるので、W杯直前のグルジア戦では固いグラウンドを経験できればと考えています」

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