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廃部危機を乗り越え、青学大が初V
原監督「ようやく今日、実を結んだ」
総合優勝を果たし、両手を広げてフィニッシュする青山学院大の安藤悠哉
総合優勝を果たし、両手を広げてフィニッシュする青山学院大の安藤悠哉【写真:中西祐介/アフロスポーツ】

 第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日、箱根・芦ノ湖から東京・大手町の読売新聞社前までの5区間109.6キロで行われ、青山学院大が10時間49分27秒で史上16校目となる初優勝を飾った。

 同タイムは第88回大会(2012年)で東洋大が出した10時間51分36秒を上回る記録で、史上初めて10時間50分を切った。


 往路で2位の明治大と4分59秒差をつけてスタートした青山学院大は、6区の村井駿(3年)が5分42秒、7区の小椋裕介(3年)が8分21秒、8区の高橋宗司(4年)が8分35秒と順調に2位との差を広げレース序盤から独走。9区では主将・藤川拓也が区間記録に迫る1時間8分4秒の快走をみせ、9分56秒と大差をつけた。2年生でアンカーを任された安藤悠哉も勢い衰えることなくフィニッシュテープを切った。


 青山学院大は最後までトップを譲ることなく、出場20回目で悲願の初優勝を成し遂げた。


 以下、青山学院大の監督・選手のコメント。

原晋監督「どこにこんな力があるのだろうかな」

 2004年から強化が始まり、一時は廃部という危機も直面しました。いろんなことがあって強化1年目の学生とともに、11年間、頑張ってきました。本当に半歩半歩積み上げてきたものがようやく今日、実を結ぶことができました。今日の学生たちには本当に感謝しています。

 歴史は11年なんですが、20年、30年という歳月が流れたような気がしますし、早かったなという11年でもありました。ここにいる学生は自立した本当にいい奴らです。

(タイムが11時間50分を切りましたが?)前回の東洋大が10時間51分(を出した)時は、10年破られないのではないかという記録でしたが、約2分くらい更新しました。どこにこんな力があるのだろうかなと。現場で見ていますが、「この子たち、本当に力があったんだな」と。ありがとうと言いたいですね。

村井駿(6区)「駒大・西澤さんに勝てて良かった」

 前回は区間18位で大ブレーキを起こしてしまったので、監督、そしてチームメートに迷惑をかけたのですが、そのリベンジとして、原監督が僕を起用してくださって監督、そしてチームのみんなに恩返しというか、ブレーキになった分の返しが今日できたかなと思います。特に駒澤大の、母校・西武台千葉の先輩の西澤(佳洋)さんに勝てたのが本当に大きくて、高校時代は負け続けていて、抜かしたい相手でもあり、あこがれの選手だったので、先輩に勝てて今日は本当に良かったです。

小椋裕介(7区)「区間賞以外はないと思っていた」

箱根駅伝・復路7区の平塚中継所、好タイムでたすきリレーをする首位・青山学院大の小椋裕介(左)と8区走者の高橋宗司
箱根駅伝・復路7区の平塚中継所、好タイムでたすきリレーをする首位・青山学院大の小椋裕介(左)と8区走者の高橋宗司【写真:アフロスポーツ】

 僕がこの区間を任されるからには、区間賞以外はないと思っていたのでその通り区間賞が取れて良かったです。もらったときから渡すときまで、ずっと楽しくて、途中途中も走ってきついのですが顔が笑ってしまい、ずっと笑顔で走っていました。今回、優勝できましたが、来年も優勝を狙っていかないといけないので、チームを引っ張っていくという自覚を持ってやっていきたいと思います。

高橋宗司(8区)「最高という言葉以外見つからない」

(東日本大震災の被災から大学生活が始まったが、2度の区間賞と総合優勝をどう思う?)最高という言葉以外見つからないです。こんな劇的な幕切れだと思わなくて、今は全然実感が沸かないのですが、もう日本中で僕が一番幸せなんじゃないかと思うくらい幸せです。後輩の力を借りた部分がかなり大きいのですが、でも4年生の意地を見せたかったので、どんな形であれ、藤川(拓也)と2人で意地が見せられて良かったです。

安藤悠哉(10区)「最高に気持ち良かった」

 最高に気持ち良かったです。今までつないできた選手の汗を感じながら、23キロを楽しく走れたので、とても幸せです。(フィニッシュテープを切ったときの気持ちは?)早くみんなのもとに飛び込みたいという気持ちでゴールしました。来年も優勝しなくてはいけない立場だと思いますので、自分もさらに成長して、もっと主要区間で走れる選手になりたいと思います。



※次のページは往路(2日)出場選手のコメント。

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