“超人”神野「夢なんじゃないか」 箱根駅伝往路、青学大監督・選手コメント
往路で初優勝した青山学院大の5区・神野 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
戦前に「“3代目・山の神”を目指す」と語っていた164センチ・43キロの小柄なエースが、有言実行の走りでチーム初の往路優勝をたぐり寄せた。
青山学院大は1区で故障明けの久保田和真(3年)がトップの駒澤大・中村匠吾(4年)からわずか1秒遅れの2位と好位置につけると、2区の一色恭志(2年)もトップから2秒差の3位と好走。3区の渡邉利典で一度は首位を独走する駒澤大に49秒差をつけられるも、4区のルーキー・田村和希(青山学院大)が区間新の快走、46秒差の2位で最終5区へ。
山上りを任されたエース・神野大地(3年)は序盤から飛ばす。10.4キロ付近でトップを走っていた駒澤大・馬場翔大を一気に抜き去ると、軽快に山道を駆け上がり、後続との差をみるみる広げた。神野は5区を、参考記録となった“新・山の神”柏原竜二(東洋大、現・富士通)のタイムを上回る1時間16分15秒で走り切った。
以下、青山学院大の監督・選手のコメント。
原晋監督「ここまでやってくれるとは」
久保田和真(1区)「神野ならやってくれると信じていた」
一色恭志(2区)「自分の役割は果たせた」
渡邉利典(3区)「いつも通りに走った」
神野大地(5区)「5区を走って良かった」
(復路のメンバーへメッセージを)往路優勝できれば総合優勝が見えてくると思っています。復路は4年生もいるので、4年生が最後にしっかり走ってくれれば、総合優勝もできると思います。明日の復路はしっかりサポートに回って、総合優勝できるように応援したいと思います。
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