井岡「KOで盛り上がる試合を!」=12.31プロボクシング世界戦&前哨戦

松倉雄太

大みそかに大阪で開催されるダブル世界戦に出場するリゴンドー、高山らが調印式で意気込み 【スポーツナビ】

 大みそかのボクシング・ダブル世界戦(ボディメーカーコロシアム)の調印式、ルールミーティング、公開計量が30日、大阪市内のホテルで行われ、メインイベントに出場するWBA・WBO世界スーパーバンタム級統一王者のギジェルモ・リゴンドーと挑戦者の天笠尚ほか、高山勝成、井岡一翔らが意気込みを語った。

「フィジカルは100パーセント。順調にトレーニングできました」と好調をアピールする最強王者リゴンドーに挑む天笠は「勝つ確率は3パーセントくらい(笑)。リゴンドーは強いですが、当たって砕けろの気持ちで行きます」と大番狂わせの王座奪取へ意気込み。

 日本人初4団体制覇に挑む高山は「前回はアウェーのメキシコで戦ったので、ホームの大阪で戦えるのは、自分にパワーと希望を与えてくれるのでとても楽しみ」と地元での偉業達成に手応え。2団体王者のビッグチャンスが巡ってきた大平剛は「特に意識していないが、世界チャンピオンになる目標は変わらない。勝って最高の気持ちで新年を迎えたい」と初の世界戦に意気込んだ。

 また、4年連続で大みそかに試合となる井岡は「明日はKO勝ちして盛り上がる試合をしたい。必ず勝って、次の世界戦に臨みたいと思います」と、悲願の3階級制覇へつながる快勝を誓った。

 以下は出場選手のコメント。

リゴンドー「日本で戦えて光栄」

最強リゴンドーを倒し大番狂わせを狙う天笠(右) 【スポーツナビ】

【WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】
[王者]ギジェルモ・リゴンドー
[挑戦者]天笠尚

■リゴンドー「フィジカルは100パーセント」
 日本の皆さま、こんにちは。12月31日は、マイアミの人達たちにとって重要な日なのですが、日本で戦えるのはすごく光栄です。天笠選手はとてつもない努力をして体重を落としていただいた。心から感謝しています。明日は素晴らしいショーになるように頑張ります。フィジカルでは100パーセントです。順調にトレーニングできました。必ず勝ちます。

(明日のリングで、これをやりきりたいということは?)今回、日本にご招待いただき、日本での活躍を私以外の人にも広げたい。明日は全力を尽くします。

■天笠「勝つ確率は3パーセント(笑)
 特に何も言うことはありません。明日はベストを尽くします。(階級を一つ落としたが)体の状態はいいです。大丈夫。勝つ確率は3パーセントくらいで変わってないです(笑)。リゴンドーと勝負できるのは、ボクサーとして幸せなこと。強いですが、当たって砕けろの気持ちで行きます。

(明日のリングで、これをやりきりたいということは?)自分の力を出し切る。以上です。

高山「勇気と希望を与えたい」

日本人初4団体制覇に挑む高山(左)は地元・大阪で偉業達成なるか 【スポーツナビ】

【IBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦】
高山勝成
大平剛

■高山「ベストを尽くして暴れる」
 いよいよ明日戦える。楽しみにしている。前回はアウェーのメキシコで戦った。今回は真逆なホームの大阪で戦えるのは、自分にパワーと希望を与えてくれるので、とても楽しみです。皆さんが自分の試合を見て、勇気と希望を感じてもらえるような試合をしたいと思います。

(明日のリングで、これをやりきりたいということは?)明日はベストを尽くして思い切り暴れるだけです。

■大平「人生最大のチャンスにあきらめない」
 こういった大舞台で試合ができるのは光栄で楽しみです。2団体制覇は特に意識していないが、世界チャンピオンになる目標は変わらない。(花形)会長からは、「花形スペシャルを見せろ」と言われました。高山選手は、「花形スペシャル返し」を用意しているとのことですが、それを出さないで下さい(笑)。勝って最高の気持ちで新年を迎えたい。強い気持ちを持って臨みたいと思います。

(明日のリングで、これをやりきりたいということは?)人生で最大のチャンスなので、最後まであきらめずに頑張りたいです。

井岡は3階級制覇への前哨戦

悲願の3階級制覇へ井岡は「必ず勝って、次の世界戦に臨みたい」と強い決意 【スポーツナビ】

【フライ級10回戦】
井岡一翔
ジャン・ピエロ・ペレス

■井岡「感動してもらうボクシングをしたい」
 今年最後の日に、いいコンディションを作ることができた。明日はKO勝ちして盛り上がる試合をしたいと思います。相手が誰であろうと、勝つだけと思っている。必ず勝って、次の世界戦に臨みたいと思います。次の世界戦は落とせない試合。(明日は)必ず勝って、2015年にいいスタートをきれるようにしたいと思います。

(明日のリングで、これをやりきりたいということは?)勝つことに最善を尽くすことを考えてますが、今年これまでボクシング以外のスポーツでも日本中の方が感動された方が多いと思います。今年の最後はボクシングから感動してもらえるように頑張りたいと思います。

■ペレス「勝つために準備をしてきた」
 十分に準備してきたので、この試合は絶対に落とせない。相手がどうであれ、いい試合になると思う。KOで勝つか、判定で勝つかは断言できないが、勝つために準備してきました。

(明日のリングで、これをやりきりたいということは?)明日は、全力を尽くして皆様が満足する試合をしたい。
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著者プロフィール

 1980年12月5日生まれ。小学校時代はリトルリーグでプレーしていたが、中学時代からは野球観戦に没頭。極端な言い方をすれば、野球を観戦するためならば、どこへでも行ってしまう。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『ホームラン』などに寄稿している。また、2005年からはABCテレビ『速報甲子園への道』のリサーチャーとしても活動中。

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