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JBA、FIBAより資格停止処分受ける
丸尾会長代行「早期の制裁解除が使命」
記者会見に臨む日本バスケットボール協会の丸尾会長代行
記者会見に臨む日本バスケットボール協会の丸尾会長代行【スポーツナビ】

 日本バスケットボール協会(JBA)は27日、都内で会見を開き、FIBA(国際バスケットボール連盟)より勧告を受けていた『国内男子トップリーグの統合』『ガバナンス能力に欠けるJBAの改革』『日本代表の長期的な強化策』の問題が解決されず、FIBAから資格停止処分を受けたことを発表。会見に出席した丸尾充会長代行は、「選手、関係者に対して深くお詫びしたい」と謝罪した。


 昨日FIBAから示された制裁は、FIBA加盟国協会としての資格停止処分。これに伴い、男女とも全年代の日本代表チームが国際試合を行えないなど、FIBAおよびFIBAアジアの行事へ一切参加できない事態となった。また、FIBAが派遣するタスクフォースのチーム(特別班)からJBAが改革の指導を受けることも併せて発表された。


 丸尾会長代行はFIBAからの制裁内容について「早い解除を目指すことが使命」と資格停止処分の早期解除に全力を尽くす意向を示した。また、問題解決に向け、「とにかく(制裁の)具体的な内容をもっと確認しなければならない」とFIBAへ多くの問い合わせを投げている状況を説明するとともに、臨時の理事会で具体的な対策を詰めているという。選手に対しては、「とにかくモチベーションを下げないでほしい」とコメントした。


 以下は会見の要旨。

「詳細はまったく分かっていない」

登壇者:

丸尾充 日本バスケットボール協会 会長代行


 今回、FIBAの制裁が昨日下りました。選手の皆さん、バスケットボール関係者に対して深くお詫びを申し上げたいと思います。


 FIBAの制裁は、国際活動の資格停止の話と、タスクフォースのチームを立ち上げて、共同でいろいろ議論をするという2つがFIBAからの内容です。正直申し上げて資格停止の可能性は大変強いと思っていました。現実のこのような内容に対して、深く受け止めております。そこで選手の皆さんへのお詫びもさせていただきましたが、何とか早い解除を目指すことがわれわれに与えられた最大の使命です。協会のメンバー、それからFIBAからも援助をいただけるということで、制裁解除に向けて頑張っていきたいと思っております。


 大きな内容としては2つです。FIBAの制裁で国際活動の資格停止の話と、(JBAの体制の)改革をするにあたって、FIBAからタスクフォースのチームを結成するということ。ただ詳細はまったく分かっておりません。昨日そういったお話をいただいて、具体的な国際ゲームとはどこまでを言っているのか、あるいはタスクフォースはどんなメンバーで何をやっていくのかを確認しているところです。返答があって初めて次のステップにいけると思いますので、(FIBAからの返答は)明確にみなさんにお話させていただきたいと思います。

「理事会を立ち上げて準備に入っている」

──FIBAから制裁が下された今の思いは?


 先ほどお話したとおり、可能性は非常に高いと思っていましたが、具体的なことを示され本当に重く受け止めているとともに、これを解除するための具体的な対策を早急に進めていかなければならないという想いはあります。


──選手には説明の場を設けたのか?


 まだ今回、選手との場は設けていません。機会があればそういう場を設定したいと思うし、率直な思いや意見などを選手からも聞きたいと思っています。


──今、選手にこの場で伝えられるならば、どんな言葉をかけるか?


 国際ゲーム(に出場できない)ということなので代表の活動がターゲットになりますが、代表選手だけでなく、年少の方も含め、代表になろう、日本のためになろうと、皆さんモチベーションを高く持っていらっしゃるわけです。そういうモチベーションを落とさないようにわれわれは頑張らなければならないと思っています。選手の皆さんもぜひそのところを、一定の期間はそういう状況になりますが、将来のバスケット界のためにも頑張っていただきたいという想いです。


──協会としてすでに具体的に動き出していることは?


 まずは制裁がどんなタイミングでどのように来るかが焦点でした。具体的な内容が昨日来たので、今朝から具体的にどのような対応をとっていこうかというところで、緊急の理事会を進めている最中です。とにかくFIBAの(制裁の)具体的な内容をもっと確認しなければならないし、われわれとしても、どういうことをやるべきか議論をしなければならない。その第一歩として、理事会を立ち上げて準備に入っているところです。


──議論をと言っているが、6年半議論を進めてきてもリーグ統合できずに制裁が下された理由は何か?


 05年にbjリーグが独立しプロリーグができました。08年、09年のあたりでFIBAから(トップリーグが)併存している状態に対して「好ましくない」という指摘がありました。それに対して、09年から統合に向けて活動を開始しました。13年の新リーグ立ち上げに向けてのスタートだったんですけれど、結果としてNBL(立ち上げ)のときはbjリーグからは1チームしか参加できなかった。その大きな原因が、プロリーグというのがbjリーグとしては大きな旗印でした。プロリーグの形にせよ、中身について大きな発信が協会としてできなかったというのが、理由のひとつとしてあります。


 それ以外の理由もたくさんありますが、やはりプロという概念、定義みたいなところでの思いをなかなか討議しなかったというのが大きな理由としてあります。それを踏まえて今年の始めからもう一度、プロリーグの統合をしようとスタートしました。協会としては、統合に際しては「プロリーグにするんだ」という大きな旗印を立て、そこはクリアをしているわけです。中身の部分で、参加要件などで折り合いがつかずに時間が足りなかったということだと思います。


 それだけではなく、株式会社bjリーグとの関係だとか、そういうところでなかなか一致をしなかった。ただ何度も申し上げていますが、2010年の時に比べたら、非常に中身の濃い話をさせていただいていて、7割近くのところには達していたのかなと思っています。


──理念の部分が違うならば、残りの3割を詰めることはできないのでは?


 考え方として、強化、競技力は当然どちらも上げていかなければいけないと考えています。その到達の仕方として、エンターテインメントから入っていくのか、それとも純粋に強化として入っていくのか。その詰め方の違いがありました。それをどう調整していくかです。地域性を重視し「地域の皆さんから信頼される形にしよう」というのは、共通のテーマとして一致していた。ただNBLとbjリーグとを比較すると、少し細かい話ですが「チケットをたくさん売らないとだめじゃないか」とか、「もっとお客さんと接しないとだめじゃないか」とか、そういう考え方が企業チームは多少遅かった。どうやって同じマインドにしていくかというところだったと思います。ほんのちょっとした差みたいなものが、今表現させていただいたところです。

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