プーマ独自の走り心地が楽しめる 南井正弘のイチオシ!

南井正弘

【南井正弘】

ある程度の走力のあるランナーに最適なスペックを結集

【Getty Images】

 ここ数シーズン、プーマのランニングシューズの評価が急上昇している。なかでも「ファース」のコレクションは機能性の高さはもちろんのこと、外観からも楽しさが伝わってくるデザイン&カラーコンビネーションを採用することで高い人気を確保。さらに日本人の足型にマッチしたラスト(木型)を採用した「ファース 300 RS-J」も登場するなど、フィッティングの良さにも定評がある。そんなファースコレクションに、ある程度の走力のあるランナーに最適なスペックを結集した「ファース 400 J」がリリースされた。

 スタイリッシュなデザインのスニーカーが老若男女問わず人気のプーマ。それだけにパフォーマンスシーンよりもカジュアルシーンのイメージが強いかもしれない。しかしながら、ジャマイカのウサイン・ボルトが同社の陸上スパイクを履いて100mの世界新記録をマークしたように、そのパフォーマンス性能の高さも見逃せない。

 プーマはサッカーの世界でも評価が高いが、同様に数多くのアスリートから支持されているのがランニングのカテゴリーだ。ジャマイカで広く使われるパトワ語で「速い」を意味するfaasから命名されたファースのコレクションは、機能性に優れるだけでなく、デザイン&カラーコンビネーションの評価も高く、2011年のデビュー以来、高い人気をキープしている。そんなファースコレクションに日本人向けのラストを使用した「ファース 400 J」が登場。その高い機能性に早くも注目が集まっている。

長時間のランニングにも快適性を失わず

アッパー中足部には走行時のフィット感を向上させるエバーフィットを採用 【南井正弘】

 プーマが誇る最新スペックを結集した「ファース 400 J」は、アッパー(甲の部分全体の総称)とシュータン(ベロ)には太陽熱線の遮断、有害紫外線のカット、吸汗速乾性能に優れた高機能メッシュ素材のエバーシェイドを、ライニング(内張り)とインソール(中敷き)には、放射性に優れたクーリング素材であるプーマ エバードライを採用。長時間のランニングにも快適性を失わない。

ミッドソールは一枚仕立てのファースフォーム。接着剤の使用を抑えてスムーズなライド感を実現。ライニングとインソールには、放射性に優れたクーリング素材であるプーマ エバードライを採用 【南井正弘】

 ミッドソール(アウトソールとアッパーとの間のソール)はファースフォームという接着剤の使用を抑えた一枚仕立てで、スムーズなライド感を実現。アウトソール(地面と接地する部分の底)は足の動きに合わせて配された曲線状の屈曲溝が、足の動きを正しくサポートしてくれる。

足の動きに合わせて配された曲線状の屈曲溝が、足の動きを正しくサポート。消耗の激しい部分には耐摩耗性に優れた素材のエバートラックを使用している 【南井正弘】

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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