本田「日本はアジア杯優勝候補の1つ」=オーストラリア戦後、選手コメント
試合後、本田は「日本はアジア杯の優勝候補の1つ」と語った 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
試合後、本田圭佑は「監督がテストではなく勝利を求めると言っていたので、結果が出てよかった」と語り、「臨機応変にシステムをチェンジできた」と試合中にシステムを4−3−3から4−2−3−1に変更して、オーストラリアの攻撃に対応できたことを収穫として挙げた。
また、来年1月のアジアカップ(アジア杯)については「オーストラリアとともに、もちろん日本はアジア杯の優勝候補の1つ」と連覇への意気込みを語っている。
本田圭佑(ミラン/イタリア)
(2試合を勝利で終えて)監督がテストではなく勝利を求めると言っていたので、結果が出てよかったと思います。もちろんそれだけがすべてではないですが、監督が言ったことを実行できたという意味ではよかったと思います。
オーストラリアが非常にうまくやっていた印象はありました。アグレッシブでしたし、スピーディーかつ簡単なミスが少なかった。前半に向こうがまだよくやっている時に、自力で押し込むところはなかったので、そこは新たな課題ですね。今までオーストラリアとやっていてずっとそういう印象を受けていたので、やはりアジア杯で言うと、一番強力なライバルではないかと思います。韓国と一緒でね。
(システム変更について)経験のある選手が出ていることで、臨機応変にシステムをチェンジできたという収穫もあったと思いますし、実際に変えてからよくなった。システムを変えたことはポジティブに捉えたいと思います。
(アジア杯は)経験が大事ですよね。前回も何とかその場しのぎで、根性みたいな形で優勝しましたけれど、ああいうところをしっかり勝つということ。アジア杯はいろんなハプニングがあります。格下であっても一筋縄ではいかないといいますか、そこをしっかり勝つことをこの2試合は証明できたので、一歩前に進めているのではないかと思います。これでまた後ろに下がらないように続けてやっていきたいと思います。
オーストラリアとともに、もちろん日本はアジア杯の優勝候補の1つだと思います。
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
自分のスタイルをもう一度明確にするために、香川は結果へのこだわりを語った 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
難しかったですが、90分間集中してチームとして戦えたと思います。
(スタートは右のインサイドハーフにいたことについて)自分たちの考えで、圭佑くんが起点になることが多く、そのサイドでやりたかったので、そういう意図でやりました。
4−3−3に関しては守備のところで後手を踏むというか、プレスのかけ方があまりうまくいかなかったですし、ボールを奪った後も特に前半30分までは自由にボールを扱えなかったです。システムを(4−2−3−1に)変えて、プレスがうまくはまるようになりだしてからは少しボールをつなぐ時間帯も増えました。オーストラリアが思った以上につなぐ、まったく違うチームになっていたので、前半はなかなか難しかったです。
(システム変更後のプレーは)守備では相手に自由を与えないことは意識してやりました。攻撃の時になかなか起点を作れなかったと思うので、そういう意味では物足りなかったと思います。スッキリした状態ではプレーできてないですね。自分自身は結果を残していかなければいけない立場ですし、チームでも代表でもそこは明らかに劣っています。他の選手と比べて、それがピッチにも現れていると思いますし、まずは自分のスタイルをもう一度明確にするために、ドルトムントでしっかりと結果を残して、その中でアジア杯を迎えられるようにしないといけないです。
自分に必要なものはやっぱりゴールに向かっていく姿勢であったり、最後のところで相手を振り切る一歩だと思います。そういうところの判断はまだまだ向上していかないといけないですし、ギリギリの世界ですけれど、そこは試合の中で得るものがあるし、試合の中で結果を残せば、1つ前に進むのではないかと思います。
岡崎慎司(マインツ05/ドイツ)
代表通算40ゴールを達成した岡崎は「もっと狙っていきたい」と意欲を見せた 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
僕もやはりヨーロッパで得点を取らないと出られなくなる怖さを知っています。FWにとって重要なのは、ボールを何回も出してもらって、チャンスを何回も作ってもらって、それを決めるかどうかです。周りは誰も助けてくれないので、やっぱり行ける時には行かないといけない。まあ、シュートを打っても結局は決められなかったらダメなので、また練習してもっと狙っていきたいと思います。
(代表通算40ゴール目については)出場試合数の方が感慨深いです。