アギーレ「計画通りに前進している」=国際親善試合 オーストラリア戦後会見

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状況に合わせてプレーができるようになった

アギーレ監督は「異なる状況に合わせてプレーができる」とチームの成長を語った 【写真:ロイター/アフロ】

──就任して6試合、予定通りチームづくりは進んでいるか。心残りはないか? また今日ゴールした岡崎の評価は?

 この6試合の中で、このチームはゲームのプレーの形、激しさ、コンセプトといったものを習得してきた。計画通りに前進していると言える。ブラジル戦までは、われわれにとって有用な試合だった。たくさんの選手を見ることができた。そして岡崎は、ナチュラルなストライカーだ。彼は生まれ持ったストライカーの素質を使って常に戦い、毎試合チャンスが訪れていて、今日はそれを決めることができた。誰が点を取っても、チームが勝つことが重要だ。誰が取っても、私も岡崎も喜ぶ。

──オーストラリアに負けた試合は、多くの場合、ケーヒルの頭にやられており、日本の選手にとってはトラウマになっている。その点についてどう思うか?(湯浅健二/フリーランス)

 試合を通して、90分間ケーヒルが出なければ日本にとって有利だ(笑)。まじめに答えると、彼はどこにいても点が取れる選手だ。ミーティングでも彼について触れた。彼に限らず、ヘディングでゴールを決められないようにマークを修正していきたい。

──攻撃について、前半はシンプルな長いボールが多かったが、後半はドリブルやパス交換でマークを寄せて、反対側にひとり余らせてゴールを狙う形ができていた。こうしたパターンはイメージ通りか?

 そういった形を予測していた。相手のプレスが強いとつなぎにくくなる。そこでミスをすれば相手のチャンスになる。そういったときは、自陣の遠いところにボールを持って行き、相手のハーフでプレーすることを心がけないといけない。前半だけでも日本は2回チャンスを作り、相手は1回だけだ。オフサイドで取り消された場面を含めると(日本のチャンスは)3回だ。後半に入ってからは、相手も疲れてきて引いて守るような場面が目立つようになり、われわれにつなぐスペースが出てきた。そういった異なる状況に合わせてプレーができるということだ。しっかりつないでプレーすることもできるし、勝たないといけないときのプレーもできるようになった。

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