『弱虫ペダル』はこうして生まれた 作者・渡辺航が語る誕生秘話
最初は漫画化を拒否「丁重にお断りした」
『弱虫ペダル』作者・渡辺航さんのトークショーはご覧の通り、人でいっぱい! 【スポーツナビDo】
男性よりも女性の方が圧倒的に多く詰め掛けたステージに、渡辺さんは、漫画の主人公・小野田坂道が所属する総北高校自転車競技部のジャージで登場。大きな声援に囲まれながら、大ヒット漫画を生み出すにいたった経緯、背景を明かした。
人気漫画の誕生秘話を作者が語る! 【スポーツナビDo】
そして、これを何とか漫画にできないかと思った……わけではないという。ある打ち合わせで担当編集者にロードバイクの面白さを熱く語っていたところ、「それを漫画にしましょう」と持ちかけられたが、「丁重にお断りしました」というから驚きだ。
渡辺さんとしては、自転車はあくまで趣味であり、ロードレースという過酷な世界を漫画で表現できる自信はなかったそうだ。
なぜ主人公・坂道はアキバ系なのか?
連載当初は試行錯誤だったと渡辺さん 【スポーツナビDo】
それでも、試行錯誤の中、「自転車って、乗りながらでもキャラ同士で話すことができるし、実際にやってみたら非常に漫画に向いている」ことを発見。自転車を描くことに関しても、「だんだんコツをつかんだので、今はもう大丈夫です(笑)」と、話を進めるごとに歯車がかみ合い、大人気漫画にまで成長した。
渡辺先生の即興イラストにファンからは大歓声 【スポーツナビDo】
加えて坂道が、自転車のエリート高校生ではなく、180度違った“アキバ系”であるのは、一歩一歩前に進む男が描きたいから。
「人って、必ず何かの才能を持っているはずなんです。それが、ある出会いや刺激によって引き出すことができたら、すごく気持ちいい。そういったことがみなさんにも起きるといいなって、僕は思っているんです」
質問コーナー、即興イラストで大盛り上がり
サイン会ではひとり、ひとりとガッチリ握手をかわしていた 【スポーツナビDo】
充実の体験ゾーン、大迫力のナイトレース
ファッションモデルでありながら趣味のトライアスロンでは世界選手権にも出場する丹羽なほ子さん 【スポーツナビDo】
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日本では初となるシクロクロス・MTBの“ナイトレース”も開催 【スポーツナビDo】
女性多数、徐々に根付く自転車文化
(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)