カノ、ハーパーらMLBスターに注目を 日米野球で侍ジャパンが激突
245億円の価値、弱点なき天才打者・カノ
メジャー屈指のバッターとして君臨するカノ。MLBオールスターの主軸として大暴れするか 【Getty Images】
基本的にストライクゾーン内に弱点は存在せず、ヤンキース時代には宿敵レッドソックスの主砲デービッド・オルティスから“マシーンのよう”と称されたほど。二塁手としてのグラブさばきにも定評があり、余りにも軽快に難ゴロをさばくがゆえに“緊張感が足りない”と批判された時期すらあった。
ドミニカ共和国出身だが、ロビンソンというファーストネームは黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンにちなんだもの。同じくメジャーリーガーだった父の期待に応えた天才打者は、日本でもいつも通りに笑顔を浮かべ、MLBオールスターの主軸として猛威を振るうはずだ。
会見も注目、「史上最高の選手」狙うハーパー
史上最年少の新人王をはじめ、若くして実績十分のハーパー。メジャーを代表する将来のスーパースター候補だ 【Getty Images】
バットスピードと爆発的なパワーは一見の価値があり、将来的にはメジャーを代表するスーパースターになることが確実視されている。ハッスルプレーゆえにケガが多いのが弱点で、22歳で迎えた今季はわずか100試合出場、13本塁打。それでもプレーオフでは4試合で3本塁打と打撃不振のチーム内で孤軍奮闘し、才能、度胸、大舞台での強さをあらためて印象付けた。
「史上最高の選手と認められたい」と語ったり、リポーターの興味本位の質問を「ばかげた質問だよ」と一蹴したり、有数のビッグマウスとしてのエピソードも数多い。リラックスして臨むであろう日米野球では放言は少ないだろうが、試合後の会見まで注目が集まる希有なタレントであることに変わりはない。