石岡沙織、王座戦もハム・ソヒに1本負け
「DEEP JEWELS 6」リポート

1R劣勢のハム・ソヒが逆転

ハム・ソヒが3度目の対決となった石岡沙織との一戦にアームバーで1本勝ち。フェザー級王座を防衛した
ハム・ソヒが3度目の対決となった石岡沙織との一戦にアームバーで1本勝ち。フェザー級王座を防衛した【田栗かおる】

 女子総合格闘技「DEEP JEWELS 6」が3日、東京・新宿FACEで行われた。メインイベントの王者ハム・ソヒと挑戦者・石岡沙織によるDEEP JEWELSフェザー級タイトルマッチではソヒが2R2分43秒、アームバーで勝利した。


 2008年2月、2011年2月に続いて3度目の対戦となった両者(過去2戦はソヒがともに判定勝ち)。1Rはラウンド開始から石岡がミドル、ロー。しかし、差し合いから石岡がテイクダウン。そこからグラウンドの展開に。上下がめまぐるしく入れ替わる中で、石岡が腕関節、チョークスリーパーなど関節を狙う。終盤には腕十字が極まりかかるも、ソヒが脱出して上からパウンド。2Rは石岡がバテてきたところを、ソヒの左ストレートが石岡をとらえ始める。強引に組みつこうとした石岡をソヒが突き放すと、石岡はバランスを崩してグラウンドへ。ソヒはマウントから前三角絞めを狙うも極めきれず、一回転してアームバーでタップを奪った。

涙の石岡「1Rでバテてしまった」

1Rはグラウンドの展開で主導権を握っていた石岡(写真上)だったが、「2Rにバテてしまった」と振り返った
1Rはグラウンドの展開で主導権を握っていた石岡(写真上)だったが、「2Rにバテてしまった」と振り返った【田栗かおる】

 1本勝ちして防衛に成功したソヒだが、「勝ったけど1Rを振り返ってみたらあまり気分は良くない。1Rにもっと集中すればそこまで攻められなかった」と反省のコメント。石岡に勝利してフェザー級では日本国内で防衛戦の相手を探すのも難しいが、「機会があったら1階級上でも2階級上でも自分はやりたい。日本以外でも呼んでくれればどこでも戦う」と語った。大晦日に埼玉・さいたまスーパーアリーナに関しては「選手としてはいつでも試合がしたいけど、まだ試合が終わったばかりなので、コンディションを見てから」とした。


 一方、この一戦に引退をかけてもいいと佐伯繁代表に口にするなど、気合十分でタイトルマッチに臨んだ石岡だったが、「1Rに極めきれずに2Rはバテてしまった」と敗因を分析。「ベルトを取ってJEWELSを盛り上げたかった」と涙を浮かべた。

試合結果&戦評

リーチの差を生かした打撃で圧倒した杉山。大晦日参戦をアピールした
リーチの差を生かした打撃で圧倒した杉山。大晦日参戦をアピールした【田栗かおる】

■DEEP JEWELS6

11月3日(月)東京・新宿FACE


<メインイベント DEEP JEWELSフェザー級タイトルマッチ>

○[王者]ハム・ソヒ

(2R2分43秒 アームバー)

●[挑戦者]石岡沙織


<セミファイナル DEEP JEWELSライト級>

○藤野恵実

(判定3−0)

●三浦彩佳

【戦評】 総合格闘技2戦目の三浦が経験豊富な藤野に挑んだ一戦。藤野が差し合いでもすきあらば細かいパンチの連打。また、タックルをがぶって上から鉄槌、組みつこうとする三浦に対して左手で顔を抑えて右でパンチの連打インサイドワードのうまさを見せて判定3−0で勝利した。三浦も1R終盤にはパンチのカウンターのタックルを決めてテイクダンを取るなど健闘した。


■藤野「もっともっと強い選手とやりたい」

 もっと圧倒しなければいけないけどふがいない試合ですいません。先日入籍しましたが、まだ選手は続けたいし、もっともっと強い選手とやらせてください。


<第5試合 DEEP JEWELSミドル級>

○杉山しずか

(判定3−0)

●中倉百合花

【戦評】 リーチの長さを生かして的確に打撃を当てる杉山。強引に組みついてテイクダウンを狙おうとした中倉だが、杉山のヒザ蹴りなどをもらいグラウンドの展開に持っていけず。打撃で上回った杉山が判定3―0で勝利した。


■杉山「大晦日出してください!!」

 佐伯さん、大晦日出してください。私本当に頑張るし、今日はダメだったんですけど、たくさん応援してもらったので頑張りました。今年もう1回やらせてください。


<第4試合 DEEP JEWELSライト級>

○前澤智

(判定3−0)

●アミバ

【戦評】 アミバが700グラムオーバーでイエロー2枚からのスタート。前澤が下から関節を狙えば、アミバは上から鉄槌と両者一進一退の攻防だったが、判定は前澤に軍配


<第3試合 DEEP JEWELSフェザー級>

○黒部三奈

(1R4分2秒 チョークスリーパー)

●SARAMI

【戦評】 1R、SARAMIがキレのいい打撃を見せるも、グラウンドでバックを取った黒部がチョークスリーパーでタップを奪った


<第2試合 DEEP JEWELSフェザー級>

○荒木未来

(判定3−0)

●Briko

【戦評】 2R通じて激しいパンチの打ち合い。終始前に出て続けた荒木がデビュー戦で判定勝利。


<第1試合 DEEP JEWELSフェザー級>

○関友紀子

(2R1分17秒 TKO)

●谷山尚未

【戦評】 2R、関が谷山をコーナーに詰めると、パンチの連打でレフェリーストップ

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