小久保監督「若い選手に代表の経験を」 日米野球出場メンバー発表会見全文

スポーツナビ
「2014 SUZUKI 日米野球」(11/12〜大阪・京セラドーム、東京ドーム、札幌ドーム、沖縄セルラースタジアム)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーが9日に発表され、大谷翔平(北海道日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)ら28選手が選出された。都内で行われた記者会見には「侍ジャパン」の小久保裕紀監督が出席し、28選手を発表した。

2017年WBCへ経験を積ませたい選手を呼んだ

 以下は、小久保監督と報道陣の質疑応答。

――まずは今回の選考基準について教えてください。 

 2017年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が頭にありました。今回の日米野球はそれに向けた強化試合であるという考え方から、現役バリバリのベテラン選手もいますが、若干、若い年齢層で経験を積ませたい選手も呼びました。今季、まだ1年だけですが花開いた選手や、活躍した選手も選びました。(左右の)バランスもある程度は考えましたが、平均にして、しっかりと足が使える選手というのも頭に入れて、1年間、選手を見て選考しました。

――今回のメンバーでファンがユニホーム姿を見たいのは大谷かと思いますが、選んだ理由は?

 今季は、投手としては日本ハムの中心になり、現時点で十分トップチームに入れるものを残したということで選びました。

――起用法は?

 基本的に投手として考えています。あくまでも予定ですが、初戦に2番手で投げれば最終戦の札幌ドームの先発という予定です。


――同じ日本ハムの中田(翔)に期待することは?

 彼には長打力を期待します。勝負強さ、得点圏で走者を返すことは、もちろん期待します。日本人野手を見渡しても長打力のある選手は中田選手が一番かな、というところです。

――小久保監督は現役時代、4番を打っていましたが今回の4番は?

 今の時点では中田ですね。彼は昨年(の台湾遠征で)初めて、侍ジャパンで4番を打って、感じたものもあると思います。今回の日米野球を通じて、彼自身の成長にもなるだろうし、また、日本ハムの4番としての中田翔と、代表の4番としての中田では、世間の見方も変わってくるので、そういったものも全身で感じながらプレーしてもらいたいです。

1/3ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント