佳菜子「滑り出しとしては良かった」=ジャパンオープン試合後コメント
表彰式で笑顔で手を振る小塚(左端)、村上(右から2番目)ら日本チーム 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
同大会は、男女シングル各2人の合計4人が1チームとなって対戦する団体戦。各選手がフリー演技を行い、合計点で順位が争われた。日本は、宮原が非公認ながらフリーの自己ベストとなる131.94点をマーク。無良も男子で3位につけたが、小塚がミスを連発して個人で119.51点、ソチ五輪代表の村上も114.38点にとどまったのが響いた。
無良崇人「4回転は今季安定している」
今季は4回転ジャンプが安定しているという無良 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(プログラムのテーマは)フリーもショートもなんですけれど、自分という男が相手の女性に対する愛情だったり、そういう感情を表現できたらと思っています。ショートもモノが違うのですが、基本的には相手に対する感情を表現するという意味ではフリーと同じです。
(ショーとの違いは)この会場は昨年の全日本選手権をやった場所で、とにかく会場がすごく大きい。その迫力に負けないようにというのは考えていました。GPシリーズに入る前にこういう大きな会場でできたのは良い経験になったと思います。
(この夏の練習で力を入れたことは)、昨シーズンは4回転の不調がずっと続いてしまって、その他のジャンプにも影響が出てしまっていました。全日本の合宿に来ていただいたコーチのもとで、夏の間に1週間ほどジャンプの感覚を取り戻すために、練習しました。他の種類の4回転も含めてすごく良い感覚を持つことができました。4回転に関しては今季は安定しているので、良い感じかなと思います。あとは基礎的なバレエやダンスの部分で、表情の使い方だったり演技的な部分を意識しているところです。
小塚崇彦「スケート人生で最悪の出来だった」
小塚は「スケート人生で最悪の出来だった」と演技を振り返った 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(プログラムのテーマは)フリーに関してのテーマは、思い出の中にある悲しみですかね。悲しい時に思い出す人に対する、悲しい出来事を思い出しながら、悲しみに浸るという、難しいテーマです。特にリンクの上を滑ることを重視しているのですが、今日に関してはステップでもミスが出たし、自分の良いところをまったく出せなかったです。ショートはタンゴなので、会場全体をそういう雰囲気にさせることをテーマにしています。
(ショーとの違いは)ここ最近、アイスショーに多くのファンの皆さんが駆けつけてくれます。試合でもショーでも本当に多くのお客さんが来てくれてうれしいことですし、緊張はしますけれど、そういう中で滑ることによって、湧き出てくる感情がどんどん洗練されていくので、こういった中で滑るというのは大事だなと思います。
(この夏の練習で力を入れたことは)夏の間は走り込んだり、本当にトレーニングという感じでした。今までやっていなかったので、とにかく体のキレというものを意識していました。体は動いていると思うので、あとは頭の中のごちゃごちゃを整理できればいいかなと思います。単発では跳べているけれど、プログラムに入ると失敗してしまうということは、頭の中が整理できていないところが大きいと思うので、今度は氷の上でトレーニングをしたいと思っています。
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