予想不可能!? 日本馬上位独占もある=奥野庸介の凱旋門賞展望
春までなら胸を張ってハープスターと言えたが…
やはり3歳牝馬にアドバンテージ、直前の調教でもハープスターは絶好の動きを見せている 【写真:代表撮影】
古牡馬より5kgも軽い54.5kgで出走できる3歳牝馬のアドバンテージは大きい。これに該当するのが日本のハープスターと英国のタグルーダ、それに地元フランスのアヴニールセルタンだ。3頭の力量比較は難しい。春までなら胸を張ってハープスターと言えたが、夏を越して欧州勢も追いついてきた。地元の利のあるアヴニールセルタンがわずかに有利とも考えていたが、主戦のブノワ騎手が3歳牡馬のエクトーを選んだことで横一線に戻った。ハープスターの理想は勝ち時計が2分28秒以内で決着する硬めの馬場での末脚勝負か。
仏3歳牡馬エクトーに勢い
6連勝で前哨戦を制したフランスの3歳馬エクトーの勢いには要注意だ 【photo by Yasufumi SAWADA】