電流爆破に初挑戦の杉浦「別に怖くない」=大仁田が乱入してドーナッツの差し入れ

プロレスリング・ノア

杉浦が9.23新潟で電流爆破

甘いものを食べない杉浦(左)にドーナッツの差し入れを持って激励に訪れた大仁田 【写真:プロレスリング・ノア】

 ノア「GREAT VOYAGE 2014 in NIIGATA 〜大航海×大花火〜」でノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチに出場する杉浦貴が2日、都内ノア事務所で会見を行った。
 杉浦は高山善廣、平柳玄藩と組んで、大仁田厚、矢口壹琅、保坂秀樹と対戦する。

以下は杉浦の会見の模様。

大仁田「新潟より田上の庭のほうがいいだろ」

――9月23日の新潟大会で杉浦貴選手がノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチに出場することが決定しました。

杉浦 この日、GHC(選手権)をやるということで、ノアの一員としてはGHC選手権に出たいという気持ちがあったんですが、マイバッハ(谷口)が名乗り出て、そのあと(8月31日に大日本・名古屋大会での)関本(大介)戦にも負けてしまって、言う機会がなくなってしまったので。(大仁田から)ずっと言われていたんでね、まあやってもいいかなって。メンバーは前回(2013年7月7日の)有コロで負けているんでね、それとまた同じカードで高山さん平柳と。

「改めて電流爆破に向けて…」とマスコミの質疑応答が始まると、事前に乱入を予告していた大仁田が登場する。

大仁田 おお!おお!ハッ、ハッ、ハッ、杉浦君。(会見場横のノア事務所ドアを開け中に入っていこうとする大仁田)
杉浦 オイオイオイ!勝手に入るな!オイオイ!西永(秀一・広報)、入れんな!オイオイ。
大仁田 なんだよ、頑張ってるから激励してるんだろ。
杉浦 事務所に入るなよ。
大仁田 怒るな、怒るな。怒ってばっかりでよ、おまえ。怒るっていうことは俺を意識してるってことだからな。おまえ意識してんのか?
杉浦 カード決まったから意識してるよ。
大仁田 俺のこと好きなんだろ? 杉浦君、僕はねえ君を好きなんだよ。なあ皆さん。KENTAがいなくなって、ノアも頑張ってるし。なあ杉浦君、丸藤(正道)君、頑張ってるじゃん。頑張ってるじゃん、なあ。激励に来たんだよ、激励に。ほら、ちゃんとお土産もって、俺んちから遠いんだよ、ミスタードーナツ。おまえ何好き?
杉浦 俺、甘いもん嫌いなんだよ。
大仁田 いいじゃねえかよ、俺はねえフレンチクルーラー好きなんだけど無かったんだよ、食べる?オイ、食べろよ。
杉浦 食べない。
大仁田 食えよ〜。
杉浦 オレ、甘いもんは食わねぇよ。
大仁田 こんなうまいもん。うまいよ〜。おい!食えないっていうのかよ!(と持ってきたドーナツを叩きつける)
杉浦 食わねえよ!このヤロウ!もったいないだろ。
大仁田 ほんとだなあ。まあ座れよ。
杉浦 決まったからいいだろ。
大仁田 (ノア側のメンバー『杉浦、高山、平柳』を見て)なんだこれ、丸藤入ってねえじゃん。
杉浦 チャンピオンなんだよ。
大仁田 チャンピオン?
杉浦 チャンピオン。選手権あるんだよ、選手権。
大仁田 オイ、杉浦、田上(明)の(家の)庭か?新潟より田上の庭の方がいいだろ?
杉浦 オレはソコを希望してるんだよ。
大仁田 オレもそうなんだよ。なぁ…まぁいいや、杉浦さんよ、ドーナツ嫌いか?
杉浦 嫌いだよ。甘いもん食べないって言ってんだろ。
大仁田 次、何もって来ればいいんだ?
杉浦 いらないよ。

大仁田「丸藤引きずり出してやる」

大仁田 好きなモンもってくるよ。っていうことはだよ、お前が負けたら、オイ、丸藤引きずり出してやる。
杉浦 お前が負けたら?
大仁田 オレが負けたら?バイバイってノアから引くよ。ノアからあっさり引くよ。あたりまえじゃん。男に二言はねえよ。お前が負けたら丸藤出すな?
杉浦 オレが負けたらな。
大仁田 お前が負けたらな。
杉浦 オレは負けねぇ。
大仁田 そうか…おい!ノアの裏方!頑張ってる裏方よ!男に二言はねえな?だったらこれ承諾するよ。お前らに貸しはあっても借りはねえぞ!
杉浦 貸しってなんだよ。
大仁田 貸しだよ。
杉浦 借りた覚えねえ、なにを借りたんだよ!
大仁田 貸しは貸しだよ。なに言ってるんだよ。こんなとこで喧嘩するつもりはねえけどよ。俺もよ、こんなドーナツ買ってきたんだからよ、あとでオフィスの人間に食べさせろよ。みんな頑張ってるんだからよ。
杉浦 食いかけはだめだろ。
大仁田 食いかけは持っていくよ。だけどよ、オイ、杉浦、一言いっておくぞ。電流爆破甘くみるなよ。今回、お前に免じて受けてやるけど、お前らが負けたら丸藤だせ。それが条件だ。オイ、オイ、わかったか。聞いてんのか?耳悪いのか?(と言って大仁田が右手を差し出す)
杉浦 聞いてるよ。握手はしねえよ。
大仁田 しないの?お前、ドーナツも嫌いで握手もしないのか?そーかよ。はっはっはっというわけだ。おい杉浦、頑張れよ。ノアの皆さん!頑張ってくださ〜い!(と言って立ち去ろうとする)
杉浦 おい!おい!(ドーナツ)落ちたの持ってけよ。(落ちたドーナツを拾うと大仁田は戻ってきて口でくわえる)
杉浦 なんでも食うね。なんでも食うんだよ、オイシイと思えば。
大仁田 食うに決まってんだろ。じゃあな。(立ち去ろうとして再び振り返り)おい、杉浦。お前もほんとに言うだけだなぁ。お前のチキンさがよくわかった。だから来てやったんだ。
杉浦 何がチキンだよ、試合やってやるって言ってんだろ!
大仁田 ハッハッハッハ〜、ハッハッハッハ…」
杉浦 気を付けてな。

杉浦「俺を踏み台にするのが気にくわない」

――あらためて?

杉浦 仕事熱心だなって。来てもらって、盛り上げてくれて。

――ドーナツの差し入れがありましたが?

杉浦 オレ、甘いのほんと食べないんだよね」

――「電流爆破をなめるな」と言ってましたが?

杉浦 別になめた発言したした覚えないし。やったことないんでね、言いようがないというか。どんな感じなのかと。

――見たことは?

杉浦 映像ではとあるけど、生で見たことはない。

――怖い?

杉浦 別に怖くないよ。だってみんなやってんじゃん。

――負けたら丸藤を出せと言っていましたが?

杉浦 わかんないよね。「オレが負けたら」って言ったんだけどね。途中から「お前らが負けたら」に変えてるから。その辺はあの人のうまさでしょ、言葉の。そうやってうちのチャンピオンを引きずりこもうっていう。俺はそれを決めれないし「オレが負けたら」って言ったけどオレは負ける気はないから。「オレが負けたら」って言ったんで。「オレたちが負けたら」とは言ってないからね。それはみんな録画してるでしょ?

――杉浦さんとしては自分が負けなければ丸藤さんを引きずり込まない?

杉浦 俺を踏み台にして丸藤っていうのも気にくわないし。オレが決める権限ないし、決めたくもないし、勝手にやってくれって。うちのチャンピオンとやりたいんならドーナツ持っていって頼みにいけばいいじゃん、うちのチャンピオン甘いの好きだから。

――杉浦さんが勝って終わりにする?

杉浦 おいしければね、別に使ってやるし。やって損するようならやらない。

――電流爆破対策を練る?

杉浦 慣れといた方がいいかな、火薬に。特訓でもしようかな。

――火薬に慣れる特訓とは?

杉浦 爆竹を体に巻いてバチバチやるとか、君が。どんな感じか見てみて、大丈夫だなって思ったら自信になるし、できるなって。だって熱湯コマーシャルでも、爆破のシーンでもまずディレクターが若いアシスタントにやらせて、オッケーだったら芸人さんとか俳優さんとかにやらすわけでしょ?俺もさ、俳優なんだよね。だから一応、顔とかもね、怖いから。次の撮影もあるから。誰かにやらせて大丈夫だったら。

――平柳選手は?

杉浦 あぁ、いいかもね。

――高山さんは何度も電流爆破やってますが?

杉浦 やってるよね、そのへんの話聞いてみる。

――大仁田選手の警戒するポイントは?

杉浦 さっき言ったように、うまく自分のペースに持っていくんだよね。言葉の一つとっても、それをずーっと言い続けたりするやり口は変わってないんでね。向こうのペースにならないように。俺がやってやるって言ってカードが決まってるのに、その後の「丸藤」とか口に出して言ってくるのがヤツのペースだからね。もし良かったら食べます?(マスコミにドーナツを差し出す)

――事務所の皆さんでと言ってましたが?

杉浦 有刺鉄線入ってるかも(笑)。
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