“さいたまダービー”は浦和が4発快勝 ゴール映像と選手解説で試合を振り返る

構成:スポーツナビ

浦和対大宮のさいたまダービーは4−0で浦和が勝利。森脇(左)はCKから今季初ゴールを決めた 【Getty Images】

 J1第22節が30日に各地で行われ、首位・浦和レッズと17位・大宮アルディージャの“さいたまダービー”は、4−0でホームの浦和が勝利した。

 前節と同じメンバーで臨んだ浦和に対し、大宮は和田拓也が柏木陽介に対してほぼマンマークで対応する5バックに近いシステムで守備を固めた。しかし、前半33分に浦和が梅崎司のゴールで先制すると、直後の36分に興梠慎三が追加点。前半から2点のリードを奪われてしまう。結局後半も4分にCKから森脇良太、15分に宇賀神友弥がゴールを決めた浦和が2試合連続となる4得点で快勝をおさめた。

 例年、順位に関係なく僅差の試合となることが多い“さいたまダービー”だが、今年は優勝争いをする首位の浦和と、残留争いをする17位・大宮の差がそのまま反映されたようなスコアとなった。選手たちはこの結果をどう捉えているのか。得点シーンを解説してもらいつつ、試合を振り返る。

前半33分 梅崎司(浦和レッズ)

左サイド宇賀神からのクロスを梅崎がスライディングシュートでゴール右スミへ


映像提供:スカパー!

梅崎の解説
「横パスを待っていた。(宇賀神が)シュートを打てるシーンだったと思うのですが、こっちに出せと思っていたら出てきた。ちょっと前だったけど、いけると自分で確信したので、思い切っていきました。自分で狙えるのであればまずは狙っていくことだと思います。もちろんそこ1つに絞ったらいけないですけど、最初のプライオリティーは自分でいくってところだと思うし、それも意識していました。

(先制ゴールで相手のDFもかなり混乱したようだが)それまでのシュートですでに予兆がありました。決まったことによってマークがルーズになって、前からいくのか引くのか。相手の真ん中がポッカリ空いていたので、ミスもすごく多くなりました。そんな中で2点目を決めきれたし、理想的な形だった。これまでの試合と全く違う結果でしたし、追加点っていうのは自分達の課題だったので、そこをうまくつなげられたっていうのは本当に意味のある、価値あるゴールだったと思います」

前半36分 興梠慎三(浦和レッズ)

梅崎、柏木、興梠の連携。柏木のラストパスに興梠がヘディングで合わせる


映像提供:スカパー!

興梠の解説
「誰からどう来たかはちょっと分からないですけど、一番最初に自分が動けばそれに合わせて(柏木)陽介も動いてくれる。自分がニアに走るのか、ファーに流れるのか、どっちなのかに合わせて陽介が動いてくれます。あの状況で梅ちゃん(梅崎)がドリブルしてきた時に自分がふくらんだら、陽介が走ってくれました。いい形でディフェンスを混乱させられたと思うし、ああいう形が増えればいいと思います。

 自分たちもああいうシーンで点を取れることがすごくうれしいですし、何よりサポーターが一番喜んでくれてると思うので、今日の試合はすごい価値のある試合だったと思います」

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